現在アメリカ・ウェストバージニア州で開催されている、チーム対抗のリーグ戦WTT(ワールド・チーム・テニス)。その試合中、客席の犬が吠えてプレーが止まるという珍事が起こった。【実際の映像】犬が吠…

現在アメリカ・ウェストバージニア州で開催されている、チーム対抗のリーグ戦WTT(ワールド・チーム・テニス)。その試合中、客席の犬が吠えてプレーが止まるという珍事が起こった。【実際の映像】犬が吠えてプレーが中断!しかし真犯人はカメラとは別のところに...【実際の写真】濡れ衣を着せられたかわいい犬「ウィンストン」【実際の写真】おでこのシワが似てる?犬の「ツォンガ」

WTTは1970年代からアメリカで開催されており、9つのチームに分かれた男女プロ選手たちが3週間にわたって戦う。2019年シーズンには西岡良仁(日本/ミキハウス)も参戦したことで知られる。

今年は新型コロナウイルス対策により、選手たちは期間中に開催地であるウェストバージニア州のリゾート施設グリーンブライアーから離れることが許されていない。そして米テニスメディアのBaselineによると、出場選手の数名が飼っている犬を連れてきており、試合中にもお行儀よく座っている姿が見られていた。

しかし現地22日の、ベガス・ローラーズ対フィラデルフィア・フリーダムズではそうはいかなかったようだ。混合ダブルスで、ベガス・ローラーズの一員であるボブ・ブライアン(アメリカ)がサーブのトスを上げようとした瞬間、会場に「ワン!ワン!」と犬の吠える声が大きく響いた。

ボブが思わずプレーを止め会場から笑い声が上がる中、試合中継のカメラは対戦相手テイラー・タウンゼント(アメリカ)が飼っている小さなゴールデンドゥードルを捉えズームイン。実況も「どうだろう。恐らくテイラー・タウンゼントの犬、ウィンストンだね」と紹介した。

ところが、これが後に濡れ衣だったことが判明。Baselineによると、吠えたのはボブのチームメイトである女子世界234位Hailey Baptiste(アメリカ)が飼っているオリエンタル・シャー・ペイだったようだ。

実はこの犬、今回の出来事の数日前にはその名前が話題となっていた。Baptisteはこの犬のおでこのシワが、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に似ているとして「ツォンガ」という名前を付けている。

Baptisteは飼い犬のツォンガについて「この子は本当に大人しいの」「他の犬と一緒にいると、いつも遊びたがるんだけどね」と話した。

もしかしたら今回は、同じ会場にいたウィンストンと一緒に遊びたかったのかもしれない。

(テニスデイリー編集部)

※写真はテニスボールをくわえる犬

(Photo by TPN/Getty ImagesPhoto by Helen H. Richardson/The Denver Post via Getty Images)