マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバが、ウェストハム戦で静かに怒りの炎を燃やしていたようだ。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 ユナイテッドは22日、プレミアリーグ第37節でウェストハムをホームに迎え、…

マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバが、ウェストハム戦で静かに怒りの炎を燃やしていたようだ。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。

ユナイテッドは22日、プレミアリーグ第37節でウェストハムをホームに迎え、1-1で引き分けた。この引き分けにより3位に浮上したチームだが、最終節で5位のレスター・シティに敗れ、チェルシーが引き分け以上の結果を残した場合、最終節でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外に転落する可能性もあるシビアな状況が続く。

格下ウェストハム相手に五分五分の戦いとなった中、ユナイテッドにとって痛恨だったのは相手の先制点に繋がるPKを献上したシーン。

ウェストハムのFKの場面で味方がズラしたボールをイングランド代表MFデクラン・ライスが豪快に蹴り込むと、ボックス内にいたポグバは自身の顔面を守るためか、反射的に顔の前に手を挙げてブロック。そして、VARによるレビューの結果、ボックス内でのハンドとしてウェストハムにPKが与えられた。

そして、これをキッカーのイングランド人FWマイケル・アントニオが冷静に決めて先制点とした。

ポグバにとっては失点に関与する痛恨のプレーとなり、自分自身に腹を立てていたと思われるが、その怒りの火に油を注いだのが、アントニオと同僚MFブルーノ・フェルナンデスだった。

アントニオはPKを蹴る前の場面で、横にいたB・フェルナンデスに対して、ポグバのハンドシーンをジェスチャー付きで説明。そのアントニオのコミカルな説明にB・フェルナンデスも思わずヘラヘラした様子を見せてしまう。

すると、その2人の様子をやや後方から見ていたポグバは、「あいつら、俺のことをバカにしてんのか」というような、非常に険しい表情を浮かべていた。

その後、自身のプレーでアントニオとB・フェルナンデスを見返したいところだったが、この日のポグバは最後まで思うような活躍を見せることができず、試合は1-1のドローで終了。同選手にとっては色々な意味でフラストレーションが溜まる試合となった。