マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアに対して、元守護神からフォローの声が挙がっている。 ここのところのイージーなミスの増加により、批判を浴びがちなデ・ヘア。先のFAカップ準決勝のチェルシー戦でもイングランド代表MF…
マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアに対して、元守護神からフォローの声が挙がっている。
ここのところのイージーなミスの増加により、批判を浴びがちなデ・ヘア。先のFAカップ準決勝のチェルシー戦でもイングランド代表MFメイソン・マウントが放ったほぼ正面のミドルシュートを弾き切れず、失点に絡み、さらなる非難の的になっている。
その低調ぶりに批判の矛先が向くスペイン人守護神だが、ユナイテッドのレジェンドOBであり、元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケル氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で後輩守護神を擁護した。
現役時代の1991〜1999年までユナイテッドの守護神として活躍したシュマイケル氏は「ジャーナリストや評論家を軽視しているわけじゃないが、実際にゴールマウスを守った経験は彼らにない」と述べると、こう続けた。
「ミスやエラーに分類分けがちで、ときにそれが正しい場合もあるが、大半は周りが作った物語。それがときに危険な物語となり、突如として盛り上がって、ダビドのような選手に降りかかってくる。彼に同情する。何年にもわたり、アンビリーバブルな活躍を披露してきたのだから。どんなGKでも悪い時期を経験するものだ」
また、レンタル先のシェフィールド・ユナイテッドで成長を遂げ、新たな守護神としてユナイテッド帰還の待望論が強まるイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンを評価しつつ、デ・ヘアが依然として「ワールドクラスの守護神」だと主張した。
「私はディーン・ヘンダーソンのように素晴らしいシーズンを送る選手の成長を心から願っている。彼のことを考えると、もう1、2年ぐらいシェフィールド・ユナイテッドに残って、今まで通りのプレーを続けて、それから準備をしてほしい。しかし、ダビド・デ・ヘアは依然としてワールドクラスの守護神だ」