40歳になった元世界女王ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は、8月にテニスが再開した時に何が一番楽しみか聞かれ、妹セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とダブルスをすることだと答えた。Tennis World USAが伝えている。【動画】ダブルス…

40歳になった元世界女王ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は、8月にテニスが再開した時に何が一番楽しみか聞かれ、妹セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とダブルスをすることだと答えた。Tennis World USAが伝えている。【動画】ダブルスでも観客を魅了するウイリアムス姉妹

ビーナスが自身のYouTubeチャンネルでファンからの質問に答えていると、あるファンが、テニスが再開した時に誰と対戦するのが一番楽しみか尋ねた。ビーナスは、「一番楽しみな対戦相手?うーん…セレナと組んでダブルスをするのが待ちきれないわ」と答えた。

「この前セレナとダブルスの練習をしたんだけど、素晴らしかったわ。これまでにも成功を収めてきたし。すごくダブルスをやりたいことに気が付いたの。セレナとダブルスがしたい。相手は誰でもいいわ。ネットの向こうに誰がいようと、ネットがあって、試合があれば、それでいい」

ウイリアムズ姉妹は一緒にグランドスラムの女子ダブルスで14回優勝している。中でも2009年の「ウィンブルドン」から2010年の「全仏オープン」までは4大会連続制覇した。最後に二人がグランドスラムの女子ダブルスを制したのは2016年の「ウィンブルドン」だ。もちろん、二人ともダブルスランキングで1位になったことがある。

二人はどちらもオリンピックの金メダルを4個獲得している。シングルスで各々が1個ずつ、一緒に戦ったダブルスで3個で、これはテニス選手の中では最多だ。二人はペアとしてキャリア・ゴールデンスラム(グランドスラム4大会と、オリンピック優勝)を2度成し遂げている。二人はグランドスラムのダブルス決勝で負けたことがない。

シングルスではビーナスはグランドスラムで7回優勝、決勝進出は16回で、最後に決勝進出したのは2017年の「ウィンブルドン」。キャリア通算タイトル数は49個で、現役選手の中ではセレナに次いで2位。

テニスでこれだけのことを成し遂げているビーナスだが、テニス以外にも、インテリアデザインの会社V Starr Interiorsや、ファッションブランドEleVenを持っている。またテニス界の男女の賞金を同額にするために尽力してきたことでも知られている。

妹のセレナはグランドスラムのシングルスで23回優勝。マーガレット・コート(オーストラリア)の持つ最多優勝記録24回にあと1回と迫っている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「全仏オープン」でのビーナス(左)とセレナ(右)

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)