レアル・マドリーによるセルヒオ・ラモスの契約更新は新たな局面を迎えている。ラモスは2年の延長を求めているがクラブとは合意していない。 新たな契約が1年だった場合、現在1,175万ユーロ(約14億5,000万円)を稼ぐマドリーのキャプテンは、…

レアル・マドリーによるセルヒオ・ラモスの契約更新は新たな局面を迎えている。ラモスは2年の延長を求めているがクラブとは合意していない。
新たな契約が1年だった場合、現在1,175万ユーロ(約14億5,000万円)を稼ぐマドリーのキャプテンは、1,800万ユーロ(約22億3,000万円)を要求するようだ。これは1,700万ユーロ(約21億円)を受け取るガレス・ベイルを抑えてチーム最高給与となる。
この背景には、来季の契約終了も待って、ラモスに1シーズン2,200万ユーロ(27億2,200万円)を提示する中国クラブの存在があると本紙のジャーナリスト、アレハンドロ・アルカサル氏は言う。
しかし、このオファーをリークしたのがセルヒオ・ラモスの兄でエージェントでもあるレネ・ラモス氏だとも言われている。
レネは、2015年にも同様の手口で契約の改良を締結させた過去がある。当時マンチェスター・ユナイテッドとの契約を申し出た同氏は、最終的にフロレンティーノ・ペレスからクロース、マルセロと同じチーム3番目の1,175万ユーロの契約を勝ち取った。
レアル・マドリーはラモスだけでなく、モドリッチ、ナチョ、ルーカス・バスケスも来年の夏で契約終了となる。マドリーも他のクラブと同じくコロナウイルスのパンデミックによる経済的損失を被っているが、フロレンティーノ・ペレスはラモスを放り出すことはないようだ。
「ラモスが望む限り続けられることは明らかである。彼は象徴であり、この問題については非常に冷静である」と、会長は優勝を決めたビジャレアル戦後にラモスの契約延長を示唆している。