ラツィオは23日、セリエA第35節でカリアリと対戦し、2-1で勝利した。 リーグ再開後2勝1分け5敗と急ブレーキで4位に後退したラツィオ(勝ち点69)は、直近のユベントス戦から先発を3人変更。カタルディやD・アンデルソン、バストスに代えてL…

ラツィオは23日、セリエA第35節でカリアリと対戦し、2-1で勝利した。

リーグ再開後2勝1分け5敗と急ブレーキで4位に後退したラツィオ(勝ち点69)は、直近のユベントス戦から先発を3人変更。カタルディやD・アンデルソン、バストスに代えてL・アルベルト、ジョニー、パトリックを先発で起用した。

この試合に勝利すれば4位以内が確定するラツィオだったが、開始早々にピンチを迎える。3分、バイタルエリア手前で与えたFKからジョアン・ペドロに直接ゴールネットを揺らされたが、これはボックス内でのポジション争いでファウルがあり、ゴールが取り消された。

肝を冷やしたラツィオだが、その後はリズムよくシュートを重ねていく。10分、左クロスのこぼれ球をボックス右に走り込んだラッツァーリがシュート。さらに18分には、ジョニーの左クロスをゴール前のインモービレがジャンピングボレーで合わせたが、共にシュートはGKクラーニョの好セーブに防がれた。

その後は膠着状態が続く中、ラツィオは前半終了間際に失点を喫する。45分、ボックス内でボールキープしたヨニツァの落としからペナルティアーク内のシメオネにシュートを許すと、DFにディフレクトしたボールがゴールに吸い込まれた。

迎えた後半、1点を追うラツィオが開始早々にスコアを動かす。47分、左サイド深くまで持ち上がったジョニーのクロスが相手DFにクリアされるも、セカンドボールをペナルティアーク内のミリンコビッチ=サビッチがハーフボレーで叩き込み、同点に追いついた。

同点弾で勢いづくラツィオは、60分にもL・アルベルトのスルーパスでボックス左から侵入したインモービレが飛び出したGKの脇を抜くチップキックでゴールネットを揺らした。

その後も危なげない試合運びでカリアリに決定機を作らせなかったラツィオが、そのまま2-1で勝利。リーグ戦6試合ぶりの白星を飾ったラツィオは、この勝利でトップ4フィニッシュが確定。来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。