本来なら「ATP500 ハンブルク」が先週まで行われている予定だったATPツアー。今年は新型コロナウイルスの影響のため行われていないが、Tennis TVがInstagramで過去の名場面を紹…

本来なら「ATP500 ハンブルク」が先週まで行われている予定だったATPツアー。今年は新型コロナウイルスの影響のため行われていないが、Tennis TVがInstagramで過去の名場面を紹介している。【実際の動画】突然の苦笑い。優勝スピーチ中のナダルに異変

今回紹介されているのは、2015年大会の優勝スピーチでのひとコマだ。

優勝したラファエル・ナダル(スペイン)は、マイクを手に「この大会を実現してくれたスポンサーのみなさんに感謝しています」と述べるが、突如言葉に詰まり、異変が起きる。

どうやらスピーチの途中で、右足がつってしまったようだ。ナダルは苦笑いしながら「足がつってしまったよ」と話すが、痛さでうめき声をあげてしまう。しかしそこはやはりナダル。「OK、OK、このまま続けよう」と辛そうな表情を見せながらも話すと、観客からは応援の拍手が送られる。

そして立ったままトレーナーに右足をマッサージしてもらい、「冗談じゃないよ」と漏らしながらも、「僕にとってとても大切な1週間でした。またすぐにみなさんにお会いできることを願っています」とスピーチを続けた。

ナダルは決勝でファビオ・フォニーニ(イタリア)に7-5、7-5でストレート勝利。ただ試合時間は2時間34分と長く、疲労が溜まっていたのだろう。ナダルのプロ意識の高さが見えた瞬間だった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2015年「ATP500 ハンブルク」でのナダル

(Photo by Daniel Reinhardt/picture alliance via Getty Images)