プレミアリーグのクラブが意外な敵から狙われていた。イギリス『BBC』が伝えた。 イギリスの国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)によると、プレミアリーグのクラブは、ハッカーによって移籍契約において100万ポンド(約1億3700万円)を…

プレミアリーグのクラブが意外な敵から狙われていた。イギリス『BBC』が伝えた。

イギリスの国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)によると、プレミアリーグのクラブは、ハッカーによって移籍契約において100万ポンド(約1億3700万円)を失う寸前だったという。なお、匿名のクラブの銀行の介入により、盗難は止められたという。

「サイバー犯罪者がこの業界に投資したことの影響は、とても現実的だ」と NCSCのポール・チチェスター氏は述べた。

NCSCの最新レポートによると、プレミアリーグクラブのマネージングディレクターのメールアドレスは、移籍交渉中にハッキングされたとのこと。そして100万ポンドを盗まれそうになったとのことだ。

また、フットボールリーグ(EFL)のクラブは、セキュリティシステムを遮断し、入り口をブロックされ、ほぼ据え置き状態となったハッカーによって標的になったこともあるようだ。

インターネットやコンピューターを介しての取引が行われている今、多額の資金が動くためハッカーの標的となってしまったサッカー界。金銭的な被害はもちろんだが、偽造の移籍成立などに発展しないことを願うばかりだ。