プレミアリーグ第37節のリバプールvsチェルシーが22日に行われ、5-3でリバプールが勝利した。リバプールの日本代表MF南野拓実は87分から出場した。 優勝決定以降はやや迫力に欠ける試合が続いている王者リバプール(勝ち点93)が、チャンピオ…

プレミアリーグ第37節のリバプールvsチェルシーが22日に行われ、5-3でリバプールが勝利した。リバプールの日本代表MF南野拓実は87分から出場した。

優勝決定以降はやや迫力に欠ける試合が続いている王者リバプール(勝ち点93)が、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの渦中にある3位チェルシー(勝ち点63)をホームに迎えた一戦。

前節アーセナルに逆転負けを喫したリバプールは、その試合から先発を1人変更。オックスレイド=チェンバレンに代えてナビ・ケイタを起用。南野はベンチスタートとなった。

一方、3日前に行われFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドを撃破し2年ぶりの決勝進出を果たしたチェルシーは、過密日程での一戦に向けて先発を1人変更。GKカバジェロに代えてGKケパを起用した。

上位同士の一戦は、立ち上がりから締まりのある拮抗した展開となる。そんな中、先制パンチを見舞ったのはリバプール。23分、敵陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ペナルティアーク左手前まで持ち上がったN・ケイタが右足一閃。ミドルシュートがゴール右上に突き刺さった。

先制を許したチェルシーだが、32分に反撃。R・ジェームズのロングスルーパスで抜け出したマウントがGKとの一対一を制してゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となった。

リードするリバプールは38分、ペナルティアーク手前で獲得したFKをアレクサンダー=アーノルドが直接ゴール右に突き刺して追加点。さらに43分には、ロバートソンの左CKのセカンドボールをワイナルドゥムがゴール左に流し込み、3点目を奪った。

リードを広げられたチェルシーは、前半アディショナルタイムに反撃。48分、マウントの左クロスをニアでマルコス・アロンソがフリックしウィリアンがシュート。これはGKアリソンのファインセーブに弾かれたが、こぼれ球をジルーが押し込み、1点を返した。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのはホームチーム。55分、右サイドでパスを受けたアレクサンダー=アーノルドのアーリークロスをゴール前に抜け出したフィルミノがヘディングシュートをゴール左へ叩き込んだ。

リードを広げられたチェルシーは、59分にジルー、ウィリアン、マウントを下げてエイブラハム、プリシッチ、ハドソン=オドイを投入。すると61分、左サイドでDF3人をかわしてボックス左まで持ち上がったプリシッチの折り返しをエイブラハムが流し込み、1点を返す。

さらにチェルシーは73分、高く上げたロングスローの対応を誤った相手DFが転倒すると、こぼれ球を拾ったハドソン=オドイが右サイドを持ち上がりクロスを供給。これをボックス中央のプリシッチが胸トラップで収めると、反転シュートをゴール右に突き刺した。

1点差とされたリバプールは、79分にサラーを下げてオックスレイド=チェンバレンを投入。すると84分、自陣からのカウンター持ち上がったマネのスルーパスで左サイド抜け出したロバートソンが早いタイミングでクロスを入れると、C・ジョーンズのスルーしたボールをファーサイドのチェンバレンがダイレクトシュートで流し込み、試合を決定づける5点目を奪った。

その後、87分に南野が登場。しかし、見せ場はほとんどなく試合終了。チェルシーとのリバプールがホーム最終戦を勝利で飾った。