サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回はレアル・マドリーのウェールズ代表F…

サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回はレアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルが、トッテナム時代に決めたスーパーゴールだ。

多くの逸材を輩出していることで有名なサウサンプトンの下部組織で育ったベイル。2007年にトッテナムへ移籍後、徐々に頭角を現し、2012-2013シーズンにはチームの絶対的エースへと成長。その夏にレアル・マドリーへの移籍を掴み取っている。

試合の流れを無視し、個の力だけでゴールを決めてしまう能力の高さを持つベイルだが、2013年5月4日に行われたプレミアリーグ第36節、古巣サウサンプトン戦では、個の力を存分に発揮したスーパーゴールを決めている。

サウサンプトンの堅い守りに対し、トッテナムが攻めあぐねる展開となったこの試合。0-0で迎えた86分、ついにベイルがサウサンプトンディフェンスをこじ開ける。

DFカイル・ウォーカーとのパス交換で、敵陣中央の右サイドでボールを持ったベイル。カットインからドリブルを開始すると、相手DFルーク・ショーの必死のプレスもものともせず、ボックス手前中央へ進む。ボールを無理やり自らの射程圏内まで運ぶと強烈な左足を一閃。シュート回転のかかったシュートは、GKの手から逃げるように変化し、左サイドネットに突き刺さった。

引き分け濃厚だった試合展開の中、土壇場で個人の力だけで得点をもぎ取ったベイル。この得点で1-0としたトッテナムが試合に勝利している。