現地21日に、今年の開催中止が発表された「ATP500 ワシントンD.C.」。これを受けて、USTA(全米テニス協会)がTwitterで声明文を発表した。【動画】錦織 2015年ワシントン大会決勝で見せた最高のバックハンド3月から中断してい…

現地21日に、今年の開催中止が発表された「ATP500 ワシントンD.C.」。これを受けて、USTA(全米テニス協会)がTwitterで声明文を発表した。【動画】錦織 2015年ワシントン大会決勝で見せた最高のバックハンド

3月から中断しているATPツアー。当初発表された再開スケジュールでは、「ATP500 ワシントンD.C.」を皮切りに「全米オープン」へと続いていく予定だった。

しかしワシントンの中止により、ATPツアー再開は現時点では1週間後ろ倒しとなり、8月22日開幕の「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」からとなる。また「全米オープン」は、8月31日に開幕を予定している。

USTAは声明文の中で「残念ではあるが、USTAはワシントン大会を現時点で中止する理由を理解している」「大会の最終的な決断を尊重したい」とコメント。その上で「ファンや多くのパートナーの、多大な支援に感謝したい」としている。

一方で、今後予定されている「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」と「全米オープン」については予定通り開催の意向を強調した。

「今回の決定は、決して"全米オープン"や"ウェスタン&サザンオープン"に影響を与えるものではない」

「USTAは、ニューヨーク州の認可を受け、またニューヨーク市と連邦政府が定める基準に適合した健康リスクの軽減策で、両大会の選手や関係者のために安全で管理された環境を構築してゆく。我々はこれらのトーナメントの開催に関して、関係者全員の安全と健康、開催がテニスというスポーツにとって得策かどうか、そして財政的に可能かという3つの指針に基づいて、常に決定を下している。我々は、現在もこの3つの指針に沿っていると確信している」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」男子シングルス決勝の様子

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)