F1の名門として知られるウィリアムズの全面協力を得て、「エンジニア・チャレンジ powered by randstad」というクイズイベントが11月1日から3週間にわたり世界6カ国で実施される。各国の総合優勝者には英国のウィリアムズ本拠見学…
F1の名門として知られるウィリアムズの全面協力を得て、「エンジニア・チャレンジ powered by randstad」というクイズイベントが11月1日から3週間にわたり世界6カ国で実施される。各国の総合優勝者には英国のウィリアムズ本拠見学ツアーへの招待もある。
このクイズイベントは、総合人材サービス「ランスタッド」が特設ウェブサイトで実施するもので、クイズとはいっても「F1好きレベルでは解けない!? 日本一のレーシングエンジニア博士決定戦?」との触れ込み。技術職の面白さや難しさを多くの人々に知ってもらおうというのが主旨だ。
ランスタッドグループは2006年からウィリアムズ・レーシングの公式パートナーとなっており、既に「ランスタッド・ウィリアムズ エンジニアリングアカデミー(RWEA)」を設立、毎年世界各国から約10名の学生を募集してF1エンジニア育成プログラムをかたちにするなどもしている。
今回のクイズイベントでは、物理的視点、素材の理解などレーシングエンジニアに求められる様々な知識について全15問(選択式)が出題される。3週間、3ラップ制での実施で、11月1~7日、8~14日、15~21日というファースト、セカンド、サードの各ラップごとに上位者には賞品が贈られる予定だ。
基本的な評価軸は「正解数と回答時間の短さ」とのこと。詳細は11月1日オープン予定の公式サイト「エンジニア・チャレンジ powered by randstad」を参照していただきたいが、限られた時間で答えを出さなければならないレースエンジニアの職業実態に沿った出題形式といえるだろう。
また各ラップ終了時に、F1界きっての名エンジニアであるパット・シモンズ(現ウィリアムズ チーフテクニカルオフィサー)による解説動画が視聴できることも(クイズの結果の良し悪しとは別次元で)F1ファンには大きな魅力となりそうだ。
各国の総合優勝者には英国にあるウィリアムズの本拠ファクトリー見学ツアーも用意されるこのイベント。理系の面からF1を目指そうという者には、格好のステップボードとなるかもしれない(原則的な参加資格は日本在住の18歳以上)。
バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)《画像 Getty Images》