セリエA第34節、ユベントスvsラツィオが20日に行われ、2-1でユベントスが勝利した。 ここ3試合勝利のない首位ユベントス(勝ち点77)と、リーグ再開後2勝1分け4敗と急ブレーキで4位に後退したラツィオ(勝ち点69)による上位対決。 前節…

セリエA第34節、ユベントスvsラツィオが20日に行われ、2-1でユベントスが勝利した。

ここ3試合勝利のない首位ユベントス(勝ち点77)と、リーグ再開後2勝1分け4敗と急ブレーキで4位に後退したラツィオ(勝ち点69)による上位対決。

前節はサッスオーロ相手に2点先行するも、最終的に追いつく形で辛くもドローに持ち込んだユベントス。対するラツィオもウディネーゼとゴールレスドローで、直近4試合では1分け3敗と不調同士の対決となった。

キックオフ直前にスタメンが当初のイグアインからディバラに変更されたユベントスが主導権を握りにかかる中、8人の故障者を抱えるチーム事情のラツィオは6分、インモービレのパスからカイセドが初シュート。

11分にユベントスは、敵陣左サイドからのFKをボックス右のデ・リフトが折り返すと、アレックス・サンドロのヘディングシュートが右ポストを直撃。20分にはリーグ再開後初スタメンとなったラムジーも果敢にゴールを狙っていく。

その間にラツィオはミリンコビッチ=サビッチのポストプレーから、今季3度目の先発出場となったカタルディがボックスの外からシュートへ。良い形だったが相手に当たって枠の外へ逸れた。

ゴールレスで折り返した試合は後半立ち上がりに大きく動く。まずは51分、C・ロナウドの放ったシュートがブロックに入ったバストスの腕に当たってPKの判定に。これをC・ロナウド自ら決めてユベントスが先制すると、その2分後には、ディバラとC・ロナウドがルイス・フェリペにプレッシャーをかけてボールを奪い2人でゴールへ侵攻。最後はディバラのプレゼントパスを受けたC・ロナウドが流し込んで2点目を決めた。

わずか2分で2ゴールを決めたC・ロナウドはこれでインモービレを抜いてリーグ戦30ゴール。その後も得点のチャンスが訪れるが、66分のディバラのクロスに合わせたヘディングシュートはクロスバーに嫌われた。

互いに交代策を講じて試合を進める中、ヴァヴロやアディカナイ、A・アンデルソンら出場数の少ない若手を起用せざるを得ないラツィオは迎えた83分、左サイドからゴール前へ入ったボールを巡ってボヌッチとマッチアップしたインモービレが倒されPKを獲得。これを自ら決めて1点差に。インモービレも30点に到達した。

このゴールで勢いが増したラツィオだが、やはり選手層の薄さが致命的となり、選手交代の効果がなかなか現れない。

そうしているうちに5分の追加タイムも過ぎ試合終了。上位対決を制したユベントスが9連覇にまた一歩前進した。