サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free K…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回はダービー・カウンティで選手兼コーチとしてプレーする元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが決めたフリーキックだ。

2020年1月31日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第30節のストーク・シティ戦にルーニーは先発出場を果たす。

2-0とリードして迎えた67分、ダービーはペナルティアーク間際、ゴールまで20mもない位置でFKのチャンスを獲得する。

ゴールまで近すぎたようにも思えたが、インサイドで蹴り上げたシュートは壁を越え、巻いて落ちるような軌道でゴール右上へと突き刺さった。

ルーニーは3月に行われたFAカップ5回戦の古巣マンチェスター・ユナイテッド戦でも惜しい直接FKを放っており、今なおその右足が錆びついていないことを証明してみせた。