チェルシーをFAカップ決勝に導いたフランス代表FWオリヴィエ・ジルーは、早くも古巣との決戦に燃えている。イギリス『BBC』が伝えている。 チェルシーは19日、ウェンブリー・スタジアムで行われたFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと…
チェルシーをFAカップ決勝に導いたフランス代表FWオリヴィエ・ジルーは、早くも古巣との決戦に燃えている。イギリス『BBC』が伝えている。
チェルシーは19日、ウェンブリー・スタジアムで行われたFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、3-1で勝利した。
今季の公式戦で3戦全敗という相性の悪さに加え、ユナイテッドは公式戦19試合無敗中と絶好調ということもあり、戦前には苦戦必至と思われた。だが、チェルシーは試合を通して攻守に圧倒し、今季4戦目にしてリベンジを果たした。
この一戦において重要な役割を果たしたのが、絶好調のジルー。前半終了間際にスペイン代表DFセサル・アスピリクエタの折り返しを左足のワンタッチで合わせ、最高の時間帯に先制点をもたらしていた。
また、過密日程の中で前線からのプレスや身体を張ったポストワークと抜群の存在感を示し、フランク・ランパード監督も「素晴らしいお手本となっている。練習もしっかりとこなし、真摯で前向きな態度でプロフェッショナリズムとは何かを示してくれている」と、試合後にその働きを絶賛していた。
そして、殊勲のジルーは試合後、『BBC』のインタビューで古巣アーセナルとの対戦となった決勝に向けて意気込みを語っている。
「チームメートにはすでに『もう一回勝ちたい』と話したよ。勝つことができれば、僕にとっては5回目のFAカップ制覇になるからね。もうひとつの決勝戦に臨むつもりだ」
「アーセナルと対峙するビッグゲームは個人的にも特別なものになると思う」
なお、ジルーはアーセナルとチェルシーで通算4度FAカップの決勝に出場しており、そのすべてで優勝を果たしている“FAカップ男”だ。
そのため、8月1日に予定される古巣との決勝戦のピッチでプレーした場合、チェルシーの勝利は堅いかもしれない…。