ローマとアメリカの『フリードキン・グループ』による買収交渉は継続中のようだ。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。 ローマでは昨年から、アメリカにおける『トヨタ自動車』のメジャーディーラーの1つ、『Gulf States T…
ローマとアメリカの『フリードキン・グループ』による買収交渉は継続中のようだ。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
ローマでは昨年から、アメリカにおける『トヨタ自動車』のメジャーディーラーの1つ、『Gulf States Toyota Distributors』のチェアマンを務めるダン・フリードキン氏による買収の動きが伝えられてきた。
今年2月末には7億1000万ユーロ(約872億円)の金額で大筋合意に至っていた模様だが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによって両者は一時交渉をストップ。その間にコロナ禍による経済への深刻な打撃もあり、『フリードキン』サイドが大幅な減額での再オファーを掲示すると、両者は5月末に交渉が決裂していた。
しかし、『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えるところによれば、『フリードキン』は先日に4億9000万ユーロ(約600億円)と、資本増強のための8500万ユーロ(約104億円)という新たな買収オファーを掲示したという。
現時点でジェームズ・パロッタ会長の姿勢は不明とのことだが、回答期限が今月末に迫っているようだ。
また、ローマでは『フリードキン』以外に、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの移籍交渉に絡んでいるウルグアイ系投資グループや、元ボルドーのオーナーであるジョセフ・ダグロサ氏などからの買収オファーも噂されている。
なお、ローマでは以前からの財政問題に加え、コロナ禍において財政がひっ迫しており、現体制を継続する場合、今夏の移籍市場では複数の主力売却の可能性が指摘されている。