2度にわたる右膝の手術とそのリハビリのため、今年残りは試合に出場しないことを発表しているロジャー・フェデラー(スイス)。彼は「2021年に引退することは考えていないと思う」と、コーチのセベリン…

2度にわたる右膝の手術とそのリハビリのため、今年残りは試合に出場しないことを発表しているロジャー・フェデラー(スイス)。彼は「2021年に引退することは考えていないと思う」と、コーチのセベリン・ ルティ(スイス)が語った。【動画】絶好調フェデラーの「神モード」

今年の8月で39歳となるフェデラーだが、現在も世界4位でありその実力はまだまだ健在。昨年も「ウィンブルドン」で準優勝した。また、来年に延期となった「東京オリンピック」への出場にも意欲を見せている。

有料テレビ局 Eurosportによるとルティコーチは、地元スイスのテニス雑誌のインタビューで「ロジャーは今でもツアー生活が大好きだ。彼がライフスタイルを変えたいとか、旅に疲れたからやめようとか言っているのを聞いたことがない」と話した。

「100%否定することはできないが、彼は今でもテニスを愛しているし、どこにいても友人たちと過ごす時間を考えると、彼が2021年に引退することを考えているとは思えない」

フェデラーは2016年にも左膝を痛めツアーを離脱したが、その後公式戦復帰大会となった2017年の「全豪オープン」ではいきなり優勝を飾った。今回も復活を遂げ、長くテニスファンを熱狂させてくれることが期待される。

ルティコーチも「確かに2016年と類似するところがある」「もしかしたら、彼はあの時の経験を有利に使うことができるかもしれない」と話す。

「彼は予期せぬ出来事にもイライラすることなく、非常に野心的になれる類い稀なる能力を持っているんだ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ウィンブルドン」でのフェデラー

(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)