19日、明治安田生命J2リーグ第6節の9試合が行われた。 シティライトスタジアムで行われたファジアーノ岡山vsV・ファーレン長崎は、アウェイの長崎が2-1で逆転勝利した。 前節、FC琉球とドローに終わり、開幕からの連勝が「4」でストップした…
19日、明治安田生命J2リーグ第6節の9試合が行われた。
シティライトスタジアムで行われたファジアーノ岡山vsV・ファーレン長崎は、アウェイの長崎が2-1で逆転勝利した。
前節、FC琉球とドローに終わり、開幕からの連勝が「4」でストップした首位の長崎。立ち上がりから集中した入りを見せたが、21分に岡山のセットプレーから徳元に見事な左足のダイレクトボレーを決められ、先制を許した。
ここから攻勢を強めて同点を目指す長崎だが、GKポープ・ウィリアムの再三の好守に遭い、なかなかゴールをこじ開けられない。その難しい展開の中で手倉森監督は積極的に交代カードを切っていくと、その采配が逆転劇を演出することに。
まずは73分、ゴール前での混戦からビクトル・イバルボが見事なボールキープから短く落とすと、これを途中出場の大竹がすかさず蹴り込んで同点に追いつく。さらに、78分には大竹のクロスを同じく途中出場の畑がペナルティアーク付近で丁寧に落とすと、カイオ・セザールが狙いすました右足のコントロールシュートをゴール右隅へ突き刺した。
その後、ホームチームの反撃をGK徳重を中心にきっちり撥ね返した長崎が鮮やかな逆転勝利で開幕から唯一無敗を継続することになった。
前節、共に今季初黒星を喫したヴァンフォーレ甲府と大宮アルディージャのリバウンドメンタリティが試される一戦は、ホームの甲府が1-0で勝利した。
互いに堅守速攻を売りとするチーム同士の一戦は堅い展開に。それでも、立ち上がりには大宮が翁長のミドルシュート、左CKからニアに飛び込んだ西村がゴールに迫るが、GK岡西の好守に遭う。
その後は一進一退の攻防となったが、ホームの甲府が後半立ち上がりに先制。51分、右CKの場面で藤田がニアにインスウィングの低いボールを入れると、これをドゥドゥが巧みな右足インサイドのボレーで蹴り込んだ。
その後はアウェイの大宮が終始、押し込む展開が続いたが、専守防衛を図るホームチームの堅守に手を焼きなかなか決定機まで持ち込めない。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、甲府が前節の東京ヴェルディ戦の大敗を払しょくする白星を手にした。一方、昇格候補の大宮は開幕4連勝から一転して連敗を喫することになった。
2位以下は混戦模様の様相に。愛媛FCをホームで迎え撃った京都サンガF.C.は、後半立ち上がりに愛媛に先制を許すも、エースのピーター・ウタカがわずか2分間で2ゴールを挙げる電光石火の逆転劇をみせ、2-1で勝利。勝ち点を「11」に伸ばして3位に浮上した。
また、3連勝を狙った徳島ヴォルティスを持ち味の堅守速攻で返り討ちにしたアビスパ福岡が今季初の連勝で6位に浮上。さらに、ジュビロ磐田は3戦無敗と好調を維持していた昇格組のギラヴァンツ北九州を相手にいずれも途中出場の中野、ルキアンが後半に挙げたゴールによって2-0の勝利。5位に浮上している。
その他の試合では長崎と共に開幕から無敗を継続していたFC町田ゼルビアが水戸ホーリーホックに0-4の大敗を喫して今季初黒星を喫している。
◆明治安田生命J2リーグ第6節
7/19(日)
栃木SC 0-1 ツエーゲン金沢
ヴァンフォーレ甲府 1-0 大宮アルディージャ
松本山雅FC 2-0 ザスパクサツ群馬
アルビレックス新潟 1-1 モンテディオ山形
ジュビロ磐田 2-0 ギラヴァンツ北九州
京都サンガF.C. 2-1 愛媛FC
水戸ホーリーホック 4-0 FC町田ゼルビア
ファジアーノ岡山 1-2 V・ファーレン長崎
徳島ヴォルティス 0-1 アビスパ福岡
7/18(土)
ジェフユナイテッド千葉 1-2 東京ヴェルディ
レノファ山口FC 4-1 FC琉球