どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『DEBUT GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。 今回は元ブラジル代表FWロナウド氏がレアル・マドリーで決めた最初のゴール…

どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『DEBUT GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回は元ブラジル代表FWロナウド氏がレアル・マドリーで決めた最初のゴールだ。

バルセロナやインテルなどでの活躍の後、2002年8月に鳴り物入りでレアル・マドリーに加入したロナウド。MFジネディーヌ・ジダン、FWルイス・フィーゴ、MFデイビッド・ベッカムら、世界中のスーパースターたちを積極的に獲得し、“銀河系軍団”と呼ばれたマドリーで177試合に出場し、104ゴールを決めた。

そんな中、記念すべきマドリー初ゴールとなったのが、デビュー戦となった2002年10月6日に行われたラ・リーガ第5節アラベス戦で決めたゴールだ。

2-1とマドリーがリードしている場面の63分、MFグティと交代でピッチに立ったロナウドは、試合でインパクトを残すのに長い時間は要さなかった。64分、同胞のDFロベルト・カルロスが左サイドからクロスを上げると、ロナウドはDFとの駆け引きに勝ち、ボックス内でフリーになりクロスを胸トラップ。一度バウンドするのを待って、充分に体勢を整えてから右足で叩きつけるようなシュートを放つと、GKの手前で大きくバウンドしたシュートはゴールネットに吸い込まれた。

交代後わずか1分でゴールを決めたロナウドだが、78分には追加点も記録。ロナウドのデビュー戦2ゴールなどで5-1としたマドリーがアラベスに勝利した。