サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free K…
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。
この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。
今回はトッテナムのベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲンがアヤックス時代に決めたフリーキックだ。
2012年7月にトッテナムに加入するまでアヤックスでセンターバックとして活躍していたヴェルトンゲンだが、オランダでの最後のリーグ戦となった2012年5月6日に行われたエールディビジ第34節のフィテッセ戦では見事なFKを決めている。
2-1と1点リードしている中、アヤックスは80分にペナルティーアークのライン上の好位置でFKのチャンスを獲得する。
MFテオ・ヤンセンがちょこんと動かすと、走りこんだヴェルトンゲンが思い切り左足を振り抜く。銃弾のような鋭いシュートは、相手GKを襲い掛かり、ゴールネットを揺らした。
コースはやや甘かったものの、壁で見にくかったこともあり、相手GKは触るのが精一杯であった。
このシーズンのヴェルトンゲンは、DFながら公式戦42試合に出場し10ゴール3アシストを記録し、イングランドへと活躍の場を移した。