3日前に行われた第37節ではレアル・マドリーの3シーズンぶりのリーグ優勝、FW久保建英を擁するマジョルカの1年での降格が決定。最終節を前に各争いにある程度の決着が付いた。 そして、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた異例の今シーズンも紆余…
3日前に行われた第37節ではレアル・マドリーの3シーズンぶりのリーグ優勝、FW久保建英を擁するマジョルカの1年での降格が決定。最終節を前に各争いにある程度の決着が付いた。
そして、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた異例の今シーズンも紆余曲折を経て無事閉幕へと漕ぎ着けることに。そういった中で最終節の見どころは17位のセルタ(勝ち点36)と、18位のレガネス(勝ち点35)の一騎打ちとなった残留争い。残り2枠を巡るヨーロッパリーグ(EL)出場権争いだ。
前節、前半に得た数的優位を生かして格上アスレティック・ビルバオを2-0で破ったレガネスは18位に浮上すると共に、最終節での逆転残留に望みを繋いだ。ただ、勝利が必須の中で戦う最終戦の対戦相手は、前節に10連勝で優勝を決めた新王者レアル・マドリーだ。
過密日程、優勝決定を受けて、積極的なターンオーバーの採用も見込まれるが、11連勝でのシーズンフィニッシュというモチベーションもあり、レガネスとしてはやはり“奇跡”を起こす気概で臨む必要がある。
一方、新王者のアシストを期待しつつも自力での残留を目指すセルタは、すでに降格が決定している最下位のエスパニョールという、レガネスとは好対照の対戦相手との一戦に臨む。
前節はレバンテとの打ち合いの中で一時は2点差を追いついた上、数的優位も手にしたが、最終的に2-3で競り負けた。直近では3敗3分けと6戦未勝利と苦境が続いており、今季ホーム&プリメーラ最終戦とモチベーションを残すエスパニョール相手に勝利を逃すことがあれば、レガネスにまくられる可能性も十分にある。
前節、5位のビジャレアル(勝ち点57)が1枠を確保したEL出場権争いでは、6位のレアル・ソシエダ(勝ち点55)、7位のヘタフェ(勝ち点54)、勝ち点53で並ぶ8位のバレンシア、9位のグラナダまでが残り2枠を争う。
順位上ではソシエダが最も優位な立場にいるが、今節の対戦相手は3位のアトレティコ・マドリー、逆転のチャンスもあるバレンシアも4位のセビージャとのアウェイゲームと厳しい相手との最終戦だ。
一方、ヘタフェは何もかかっていない12位のレバンテ、グラナダは数字上はわずかながら可能性を残す10位のアスレティック(勝ち点51)との対戦となっている。
その他の試合はいずれも消化試合となるが、3連覇を逃した失意の昨季王者のバルセロナと、それぞれ今季最終戦となる久保と、エイバルMF乾貴士の日本人2選手のプレーにも注目したい。
《ラ・リーガ第38節》
7/19(日)
《24:00》
アラベス vs バルセロナ
《25:30》
ビジャレアル vs エイバル
バジャドリー vs ベティス
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs レアル・ソシエダ
エスパニョール vs セルタ
グラナダ vs アスレティック・ビルバオ
レガネス vs レアル・マドリー
レバンテ vs ヘタフェ
オサスナ vs マジョルカ
セビージャ vs バレンシア