たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。
しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
今回はクリスタル・パレスのウェールズ代表GKウェイン・ヘネシーがマンチェスター・ユナイテッド戦で見せたアクロバティックセーブだ。
ウォルバーハンプトンの下部組織で育ち、同クラブで長年守護神を務めたヘネシーは2014年1月にクリスタル・パレスへ加入。ここまで131試合に出場し、強固な守備で知られるクリスタル・パレスの守備の要を担ってきた。
2018年11月24日に行われたプレミアリーグ第13節のユナイテッド戦でもアクロバティックなセーブでチームに貢献している。
ユナイテッドのホーム、オールド・トラッフォードで行われたこの試合は、引いて守るパレスの守備に対してユナイテッドが攻めあぐねる展開で試合が推移する。両者にチャンスはあったものの、0-0のまま試合の終盤に差し掛かった。
82分、コーナーキックのチャンスを得たユナイテッドに決定機。コーナーキックはクリスタル・パレスのDFにクリアされるものの、こぼれ球を拾い再びボックス内にクロスを上げる。するとゴール前で待っていたFWロメル・ルカクがフィジカルを活かしヘディングシュート。近距離でのシュートにクリスタル・パレスは絶体絶命かと思いきや、ここでヘネシーが見事なセーブ。素早い反応でアクロバティックセーブを見せて、チームを救っている。
試合はこのまま0-0で終了。クリスタル・パレスは強豪相手に貴重な勝ち点1を獲得している。