サンパウロのブラジル代表DFダニエウ・アウベスが古巣バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに言及した。 今のラ・リーガで3連覇を目指したバルセロナだが、新型コロナウイルスによる中断明け後10連勝のレアル・マドリーに首位の座を奪われ…
サンパウロのブラジル代表DFダニエウ・アウベスが古巣バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに言及した。
今のラ・リーガで3連覇を目指したバルセロナだが、新型コロナウイルスによる中断明け後10連勝のレアル・マドリーに首位の座を奪われると、そのまま3季ぶり34度目の優勝を許して、2位フィニッシュが確定。メッシは16日に行われた第37節のオサスナ戦後に「僕らは弱いチーム」だと語り、自己批判の必要性も説いて、チームの現状を嘆いた。
そのメッシのチーム批判ともとれる発言がフォーカスされる事態に発展しているが、2008〜2016年までバルセロナの絶対的右サイドバックとして名を馳せたD・アウベスはスペイン『Catalunya Radio』で、かつての戦友に理解を示すと、今のチームに欠けているものを指摘した。
「彼は生まれながらの勝者であり、人一倍の負けず嫌い。憤るのは当然だ。僕と同じようにいつだって勝利を追い求めている。チームが力を出し切っているか、そうじゃないかがわかるんだ。だから、ああいう発言をしたんだと思う。長くいるバルセロナで勝利に必要なもの、偉大なことをやってのけるために必要なものを理解しているからこそだ」
「彼を見ていると、周りからのサポートの欠如を感じる。メッシはコース料理で言うと、メイン。僕らにとって、完璧な食材だった。彼は常にトップに立ちたがっており、そのために周りの人々が大事になってくる。しかし、今のメッシは常にチームのために何でもやらなければならない。彼だって、ただの人間だ」
そう古巣バルセロナの現状を憂いたD・アウベスだが、メッシが今後もカンプ・ノウでプレーすると考えているようだ。
「彼がバルセロナから出ていくとは思わない。クラブの顔だからだ。彼が去るようなことになれば、それはクラブにとって過去最大の過ちになる。彼が引退したとき、カンプ・ノウの名前をリオネル・メッシに変えないのも間違いだ」