18日、明治安田生命J2リーグ第6節の2試合が行われた。 共に今季初の連勝を目指す4位のジェフユナイテッド千葉と、16位の東京ヴェルディの一戦は、アウェイの東京Vが2-1で勝利した。 2-0で勝利した前節のツエーゲン金沢戦からフィールドプレ…

18日、明治安田生命J2リーグ第6節の2試合が行われた。

共に今季初の連勝を目指す4位のジェフユナイテッド千葉と、16位の東京ヴェルディの一戦は、アウェイの東京Vが2-1で勝利した。

2-0で勝利した前節のツエーゲン金沢戦からフィールドプレーヤー10人を入れ替えた千葉に対して、東京Vは4-2の完勝で初勝利を手にしたヴァンフォーレ甲府戦からメンバー変更を1名に留めて中2日での3連戦最終戦に臨んだ。

前節に引き続き[4-3-3]を採用したヴェルディは自陣で構える千葉に対して押し込む入りを見せた。なかなか流れの中ではフィニッシュまで持ち込めないが、13分に最初のビッグチャンス。 ボックス手前中央で得たFK、井出のキックフェイントで相手の虚を突き、藤本が壁下を抜くシュートでゴールに迫るが、ここは惜しくも左ポストを叩く。

その後は千葉が押し返して中盤での潰し合いが続くが、30分過ぎに均衡が破れる。セットプレーの競り合いの中で平が相手DF下平に倒されてPKを獲得。これをキッカーの端戸が冷静に左隅へ決めて待望の今季初ゴールとし、アウェイチームが34分に先制した。前半終盤には米倉のアーリークロスで相手守備を崩し切った千葉がボックス手前の船山のシュートで同点に迫るが、ここは相手DFのブロックに阻まれた。

迎えた後半は立ち上がりこそ千葉が押し込む展開も、以降はアウェイチームが冷静にゲームをコントロール。53分には佐藤優平の直接FK、55分には佐藤の浮き球パスに抜け出した端戸に決定機も、いずれもクロスバーと相手GKの好守に遭う。

その後、互いに交代カードを切って試合展開に変化を加えようとする中で、千葉が得意のセットプレーで追いつく。73分、左サイドでの増嶋のロングスローからゴール前の船山がボレーシュート。これはGKが止めるも、こぼれ球を山下敬が押し込んだ。

これで一気に千葉の流れかに思われたが、勝ち越しに成功したのは東京V。78分、左サイドのハーフスペースから福村がアーリークロスを供給。これをDF増嶋と競った端戸が頭で合わすと、浮き球となったシュートがゴール右隅に決まった。

ホームで負けられない千葉は前節デビュー戦デビューゴールを決めた櫻川ソロモンをピッチに送り出して、ここからサイドを起点に攻勢を仕掛けるが、東京Vの集中した守備を最後までこじ開けることはできず。この結果、端戸の2ゴールで千葉を退けた東京Vが今季初の連勝を飾った。

また、3連敗中で20位のレノファ山口FCと、開幕から唯一未勝利で最下位に沈むFC琉球の再開後初白星を懸けた一戦は、ホームの山口が4-1で大勝した。

試合は立ち上がりからオープンな展開となる。開始7分、左CKの流れから茂木が放ったミドルシュートが相手DFにディフレクトしてゴールネットを揺らし、アウェイの琉球が先制に成功。しかし、山口も直後の10分に川井のクロスをイウリが頭で合わせ、同点に追いつく。さらに、前半終了間際には高井がハイプレスからショートカウンターに転じ、冷静にGKとの一対一を制して逆転に成功した。

これで勢いに乗った山口は57分にセットプレーからヘナン、83分にはロングカウンターから田中陸がトドメの4点目を奪い、試合を決定付けた。そして、ホームで琉球を破った山口が待望の再開後初勝利を挙げて連敗を「3」でストップした。

◆明治安田生命J2リーグ第6節

7/18(土)

ジェフユナイテッド千葉 1-2 東京ヴェルディ

レノファ山口FC 4-1 FC琉球

7/19(日)

《18:00》

栃木SC vs ツエーゲン金沢

ヴァンフォーレ甲府 vs 大宮アルディージャ

松本山雅FC vs ザスパクサツ群馬

アルビレックス新潟 vs モンテディオ山形

《18:30》

ジュビロ磐田 vs ギラヴァンツ北九州

京都サンガF.C. vs 愛媛FC

《19:00》

水戸ホーリーホック vs FC町田ゼルビア

ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎

徳島ヴォルティス vs アビスパ福岡