17日、明治安田生命J1リーグ第5節の名古屋グランパスvsサガン鳥栖が豊田スタジアムで行われ、1-0で名古屋が勝利を収めた。 名古屋にとっては再開後有観客の初戦となったこの試合。前節のセレッソ大阪戦からは2名を変更。ジョアン・シミッチ、そし…
17日、明治安田生命J1リーグ第5節の名古屋グランパスvsサガン鳥栖が豊田スタジアムで行われ、1-0で名古屋が勝利を収めた。
名古屋にとっては再開後有観客の初戦となったこの試合。前節のセレッソ大阪戦からは2名を変更。ジョアン・シミッチ、そして契約上出場ができない金崎夢生に代えて、米本拓司、山﨑凌吾を起用した。
対する鳥栖は4戦無得点という苦しい状況。スタメンを3名変更し、原輝綺、本田風智、チアゴ・アウベスに代えて、高橋秀人、原川力、安庸佑を起用。高橋は今季初先発となった。1トップには古巣対決の豊田陽平を起用している。
立ち上がりからペースを握ったのはアウェイの鳥栖。選手の距離感がよく、パスがよく回り、サイドからの攻撃も組め立てて名古屋ゴールに向かう。
攻めあぐねていた名古屋だったが16分にビッグチャンス。ロングフィードを受けた相馬が右サイドを仕掛けると、ボックス右からクロス。ファーサイドで阿部が折り返すと、最後は山﨑シュートもブロックされてしまう。
26分には相手のパスミスから最後はマテウスが離れた位置からミドルシュート。しかし、これは枠の右に外れていく。
徐々にペースを握り始めた名古屋は30分、ドリブルを仕掛けた阿部がボックスに入ったところでシュート。しかし、これは力なくGK高丘がセーブする。
名古屋は43分、攻め込まれた中、丸山がなんとかクリア。このボールを阿部がダイレクトで前に送ると、高橋とのスプリント勝負を制したマテウスがドリブルでボックス内に侵入。このままフィニッシュかと思われたが、高橋がうまいカバーを見せ、シュートを打たせない。
鳥栖は45分にチャンス。敵陣で山﨑がクリアしたボールが安庸佑へ。これを得意の左足でシュートを放つが、枠を外れていく。
互いに選手交代がないまま後半がスタート。すると50分に鳥栖がビッグチャンス。豊田の落としをボックス内で受けた安庸佑がGKと一対一でシュート。ニアサイドを狙ったシュートは、GKランゲラックがわずかに触り右ポストに跳ね返ると、鳥栖が詰めようとするも名古屋がクリアする。
攻め手がない両チームは56分に選手交代。鳥栖は安庸佑と梁勇基に代えて、チアゴ・アウベスと本田を投入。名古屋は山﨑に代えて前田を投入した。
59分に名古屋はビッグチャンス。マテウスがドリブルを仕掛けると、ボックスに差し掛かったところで横パス。最後は走り込んだ前田がシュートを放つが、クロスバーを叩きゴールとはならない。
攻勢を強めていた名古屋は62分にスコアを動かす。左サイドでボールを回すと、阿部が中央に入りながら浮き球のパス。これをダイアゴナルな動きで飛び込んだ前田がダイレクトボレーで蹴り込み、名古屋が先制に成功する。
先制を許した鳥栖はさらに選手交代で打開を図る。豊田に代えて金森を投入。さらに、森下と小屋松を下げて、小林とレンゾ・ロペスを起用。
名古屋は81分に決定機。縦パスを受けた前田がボックス内で得意の左足シュート。しかし、これはGK高丘が触り右ポストへ。流れから最後は稲垣がミドルシュートを放つも、マテウスの顔面を直撃し試合がストップする。
押され気味の鳥栖は83分にいたで。右サイドでチアゴ・アウベスと吉田が競り合うと、吉田にイエローカード。しかし、その後に報復行為に出たチアゴ・アウベスが2枚目のイエローカードを受けて退場。鳥栖はビハインドながら数的不利となる。
鳥栖は86分にビッグチャンス。左CKからのクロスが流れると、レンゾ・ロペスが触り、最後はエドゥアルドがヒールシュート。ゴールが決まったかに思われたが、オフサイドを取られ、同点とはならない。
鳥栖はロングボールで活路を見出すが名古屋ゴールに迫れず。そのまま試合は終了し、1-0で名古屋が勝利。2試合連続完封勝利で連勝を収めた。対する鳥栖はまたしても無得点で5戦勝ちなし。昨シーズンから公式戦9試合連続無得点と苦しい状況が続く。
名古屋グランパス 1-0 サガン鳥栖
【名古屋】
前田直輝(後17)