明治安田生命J1リーグ第5節、ベガルタ仙台vs北海道コンサドーレ札幌が18日に行われ、2-2の引き分けに終わった。 前節は互いにドローで終えた仙台と札幌。横浜FCと対戦した仙台は、先制されるもアレクサンドレ・ゲデスのゴールで引き分け。一方の…
明治安田生命J1リーグ第5節、ベガルタ仙台vs北海道コンサドーレ札幌が18日に行われ、2-2の引き分けに終わった。
前節は互いにドローで終えた仙台と札幌。横浜FCと対戦した仙台は、先制されるもアレクサンドレ・ゲデスのゴールで引き分け。一方の札幌も湘南ベルマーレからゴールを奪えずゴールレスドローに終わっていた。
会場は開幕節以来、観客が戻ってきたユアテックスタジアム仙台。中盤での激しい潰し合いが続く中、先にチャンスを迎えたのはアウェイの札幌だった。21分、ドリブル突破を図ったチャナンティップのパスからドゥグラス・オリベイラがゴール前で好機となるが、飛び出したGK小畑に阻まれシュートを放てず。
対する仙台は23分、長沢のポストプレーからカウンターに転じると、ドリブルで駆け上がった関口のパスでジャーメイン良がボックス右に侵入。相手に距離を詰められるも、左足で丁寧に流し込み先制点を奪った。
3試合ぶりに先制した仙台は、長沢のヘディングシュートが相手の腕に当たるシーンもあったが、主審の笛は鳴らず。
一方、気を取り直してまずは同点に追いつきたい札幌だったが、36分に荒野が関口との競り合いの後に、倒れた関口を蹴る愚行を犯し一発退場に。
それでも札幌は36分にチャナティップの攻撃からチャンスメイク。ドゥグラス・オリベイラがボックス右からシュートを放つも、惜しくも枠を捉えることができなかった。仙台はアディショナルタイムにも道渕やジャーメイン良がゴールに迫ったが、追加点は奪えず折り返した。
1人少ない札幌は後半から2人入れ替えてテコ入れを図る。それでも優位に試合を進める仙台は50分、関口の左からのクロスを長沢がヘディングシュート。枠を捉えていたが、この日は再三の好セーブを披露するGK菅野が片手で掻き出した。
それに負けじとGK小畑がビッグセーブを見せた仙台は60分、敵陣でボールを奪った椎橋がボックス手前から右足を一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さり、リードを2点に広げた。なお、仙台はこのゴールでJ1通算500得点となった。
しかし札幌はその2分後、後半から出場したL・フェルナンデスのクロスに対し、ゴール前のスペースに走り込んだチャナティップが頭で合わせゴール。すぐさま点差を縮めて食らいつく。
勢いに乗りたい札幌は、今季初先発となったドゥグラス・オリベイラを下げてジェイを投入。すると、77分にヘディングシュートがポストに当たるなど早速効果が現れる。85分には強烈なシュートが若きGK小畑を強襲。
終盤にかけて迫力が増してきた札幌は後半アディショナルタイム、左CKをL・フェルナンデスが上げると、ジェイのヘディングシュートが田中に当たってゴール。土壇場で同点に追いついた。
そして、試合はここで終了。前半に10人となった札幌だが、交代策が功を奏し、敵地から勝ち点を持ち帰った。
ベガルタ仙台 2-2 北海道コンサドーレ札幌
【仙台】
ジャーメイン良(前23)
椎橋慧也(後15)
【札幌】
チャナティップ(後17)
田中駿汰(後46)