テニスの世界ランキング5位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、今年3月にメキシコのモンテレイで開催された「アビエルト GNP保険」で、2018年10月の「WTAファイナル」以来となるタイト…

テニスの世界ランキング5位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、今年3月にメキシコのモンテレイで開催された「アビエルト GNP保険」で、2018年10月の「WTAファイナル」以来となるタイトルを獲得。だが2019年は優勝こそなかったが、グランドスラムでは過去最高の成績を残した。そんなスビトリーナの目標について、ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。【関連記事】「たぶん人生で最高のショット」。ボールが自分のコートに戻ってくるミラクル

スビトリーナは2019年の「ウィンブルドン」と「全米オープン」で準決勝に進出。また「WTAファイナル」では準優勝を遂げた。25歳のスビトリーナはグランドスラム初制覇を目指して日夜邁進している。

女子テニス界では特に、若くしてグランドスラムで優勝を遂げる選手たちがいる。大坂なおみ(日本/日清食品)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、ビアンカ・アンドレスク(カナダ)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)らのように。若さの持つ敏捷さが彼女らを有利にするのだろう。

だがもちろん、もっと経験を積んだ後に初めてのグランドスラム優勝を果たす選手たちもいる。スビトリーナはそういう選手たちを見習い、グランドスラムでの優勝を夢見て着実に進んでいる。様々な女子選手たちの中でポジティブな姿勢を保持しながら、スビトリーナはグランドスラム初優勝にかける気持ちを打ち明けた。

「テニス選手たちが勝利に至る道はいろいろあるわ。デビュー直後に栄冠をつかむ人もいれば、一歩一歩経験を積み重ねてようやくグランドスラムで優勝を果たす人もいる。例えばシモナ・ハレプ(ルーマニア)やカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)のようにね。その違いは、プレースタイルの違いにもよるわ」

「その事実が、私に希望と、努力し続けるエネルギーをくれるの。いつかチャンスを掴みたいから。大事なことは、2週間の間、自分の最高のプレーをし続けること。そのためには精神的にも肉体的にもものすごい努力がいる。全部がうまくいかなければならないし、少しは運も必要よ」

2019年12月に、スビトリーナの最終目標はグランドスラムで優勝することと世界1位になることだと明かしている。彼女のこれまでで最大のタイトルは2018年「WTAファイナル」での優勝で、グランドスラムではまだ決勝に進出したことはない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年ドイツ、ベルリンの大会でのスビトリーナ

(Photo by Mario Hommes/DeFodi Images via Getty Images)