たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、ユベントスのレジェンドGKジャンルイジ・ブッフォンが見せたダブルセーブだ。

2001年にユベントスに加入して以来、世界最高のGKの1人として第一線で活躍し続けるレジェンドGKブッフォン。今シーズンからユベントスに復帰したブッフォンは今まで幾度となくチームのピンチを救ってきたが、2016年4月24日に行われたセリエA第35節、フィオレンティーナ戦では、土壇場でピンチに陥ったチームを救うダブルセーブを見せている。

フィオレンティーナのホームに乗り込んだユベントスは前半に先制。81分に追いつかれるも、直後の83分には勝ち越しゴールを決めて2-1とした。

しかし90分、MFフアン・クアドラードがボックス内で相手FW二コラ・カリニッチを倒したとしてPKを献上してしまう。土壇場でピンチを迎えたユベントスだったが、完璧にコースを読んだブッフォンがPKを会心のストップ。さらにこぼれ球に詰めてきたMFフェデリコ・ベルナルデスキのシュートも、素早く体勢を立て直してブロックした。

試合はブッフォンによる土壇場のダブルセーブによって1点差をキープしたユベントスが2-1とアウェイの地で勝利。見事に勝ち点3を持ち帰った。