サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い) サッカー選手にとって、「ハット…

サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがナポリ時代に決めたハットトリックだ。

先月末でパリ・サンジェルマン(PSG)との契約が終了となり、7月1日からフリーとなっているカバーニ。ローマやインテル、ニューカッスル、メジャーリーグ・サッカー(MLS)、ボカ・ジュニアーズなど、様々な新天地候補の名前が挙がっているが、ナポリ在籍時の2013年1月6日に行われたセリエA第19節のローマ戦では、ハットトリックを決める活躍を見せている。

まずは試合開始早々の4分、FWゴラン・パンデフの見事なスルーパスに反応するとダイレクトで流し込む。

そしてエンドが変わった48分、左サイドを攻略したナポリだが、パンデフはシュートまで持ち込めず。それでも、こぼれ球を拾ったカバーニが強引にシュートへと持ち込み、最後は左足で捻じ込んだ。

最後は70分、右CKのチャンスを獲得したナポリは、キッカーのパンデフが良質なボールをゴール前へと送ると、相手のマークを完全に外したカバーニが頭で決め、ハットトリックを決めてみせた。

パレルモ、ナポリ時代にセリエAで確かな実績を残しているカバーニの新天地は再びイタリアとなるのだろうか。