ロジャー・フェデラー(スイス)が、あれほどの偉業を成し遂げ、20年以上にわたる長いキャリアを誇っているのには数々の要因がある。Tennis World USAが報じている。【動画】豪華な顔ぶれ…

ロジャー・フェデラー(スイス)が、あれほどの偉業を成し遂げ、20年以上にわたる長いキャリアを誇っているのには数々の要因がある。Tennis World USAが報じている。【動画】豪華な顔ぶれ!2017年ウィンブルドン優勝直後フェデラーと祝う人達8月で39歳になるフェデラーがプロに転向したのは1998年のことだった。今年6月に2度目の右膝の手術を受けたのは、2021年に万全な状態で復帰したいという願望の現れだ。フェデラーはコロナのせいで延期になってしまった2つの大会、「ウィンブルドン」と「東京オリンピック」に2021年に出場したいと明らかにしている。

フェデラーの成功に妻ミルカさんが大きな貢献をしていることは明らかだ。彼女はフェデラーがどんなに辛い負けを喫した後でも、またモチベーションを見出すことを支えてきた。フェデラーは先日のインタビューで、ほぼ20年も彼と世界を回ってくれているミルカさんへの感謝を述べた。

「妻のサポートは素晴らしいものだ。あんなにもすっぱりとテニスをやめ、引退して、決して復帰しようとしなかったのは驚くべきことだ。もし彼女も自分自身のキャリアを望んでいたら、僕らはあんなに一緒にいられなかっただろう」

「そして互いに離れている時間が長かったら、僕らはうまくいかずに別れてしまったかもしれない。僕らは一緒にいる時間が大好きで、それは今もずっとそうなんだ」とフェデラーは言う。二人は9年間交際して、2009年に結婚した。

結婚後、ミルカさんはフェデラーのマネージャーも務めていたが、その後子供たち、10歳の女の子たちと6歳の男の子たちの2組の双子を育てることに集中している。

フェデラーとミルカさんはコロナ禍に苦しむ祖国スイスの貧困家庭を援助するため100万スイスフラン(約1億1,300万円)を寄付。その時フェデラーはInstagramにこう綴った。

「誰にとっても大変な時ですが、誰も取り残されるべきではありません。ミルカと僕はスイスのもっとも困窮している家庭のために100万スイスフランを寄付することを決めました」

「この寄付はほんの始まりに過ぎません。他の人々が支援の輪に加わって下さることを望みます。皆でこの危機を乗り越えましょう!健康でいて下さい!」

フェデラー夫妻は互いに尊敬し、信頼し、無条件の愛情を捧げている。フェデラーにはミルカさん以上の伴侶はいないだろう。

※為替レートは2020年7月16日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年のフェデラー夫妻

(Photo by UK Press Pool/UK Press via Getty Images)