マンチェスター・ユナイテッドOBであり、元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が古巣のフランス代表MFポール・ポグバにコメントした。 昨夏に新たな挑戦を示唆したものの、今季もユナイテッドにとどまったポグバ。蓋を開けてみれば度重なる…

マンチェスター・ユナイテッドOBであり、元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が古巣のフランス代表MFポール・ポグバにコメントした。

昨夏に新たな挑戦を示唆したものの、今季もユナイテッドにとどまったポグバ。蓋を開けてみれば度重なる故障に苦しみ、公式戦8試合にとどまるなど散々だったが、新型コロナウイルスによる中断明けから戦列復帰すると、今冬加入のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスと新たな中盤のホットラインを形成して、好パフォーマンスが続いている。

復帰後の得点関与数こそ出場したプレミアリーグ7試合で1得点2アシストだが、卓越したフィードや体躯を生かしたボールの持ち運びで中盤から攻撃の組み立て役として抜群の存在感を発揮。公式戦19戦無敗を続け、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲圏内のトップ4に肉薄のチームで異彩を放っている。

ファーディナンド氏は16日に行われたプレミアリーグ第36節のクリスタル・パレス戦前、イギリス『BT Sport』でそのポグバについて、「多くの人々が、多くのファンが、多くの評論家が、チームとして良くなりたいなら、彼を追い出すべきだと提唱する姿を目の当たりにしてきた」と語ると、古巣ユナイテッドに「彼をキープしろ」と述べた。

「マン・ユナイテッドはポール・ポグバのベストをまだ知らない。今の我々はそれを見始めている。私が言いたいのは彼が何者なのかを今のチームが目の当たりにし始めているということ。彼は潜在的にも契約した当時の姿になり得る。今の彼らならその姿をお目にかかれる。何故売る? 後任は誰? 実際に彼よりも優れ、今の世界で獲得可能な選手は誰だ? そんなの不可能に等しい。彼をキープしろ。まだ数試合だけだが、今の彼は調子が良いんだ」

なお、ポグバの契約は1年間の延長オプションを除けば2021年まで。最近の報道で良好なチーム状況もあり、移籍願望から一転して残留を望み、延長交渉を開始したともいわれるポグバだが、果たして…。