久保建英の所属するマジョルカは16日、ラ・リーガ第37節でグラナダと対戦し、1-2で敗戦した。久保はフル出場した。 残留へわずかな望みをかける19位マジョルカ(勝ち点32)が、10位グラナダ(勝ち点50)をホームに迎えた一戦。前節、セビージ…

久保建英の所属するマジョルカは16日、ラ・リーガ第37節でグラナダと対戦し、1-2で敗戦した。久保はフル出場した。

残留へわずかな望みをかける19位マジョルカ(勝ち点32)が、10位グラナダ(勝ち点50)をホームに迎えた一戦。前節、セビージャに完敗したマジョルカは、その試合から先発メンバーを2人変更。久保は右MFで先発出場した。

試合は序盤から一進一退の主導権争いが続く。そんな中、先にチャンスを迎えたのはマジョルカ。14分、左クロスの流れたボールを拾ったポソのパスをボックス右で受けた久保が角度の厳しい位置から左足を振り抜いたが、シュートは相手GKのセーブに阻まれた。

その後も主導権争いが続く中、マジョルカが見事なカウンターから先制点を奪う。20分、ダニ・ロドリゲスのクリアに反応したクチョ・エルナンデスが中盤からドリブルで持ち上がると、そのままボックス左まで侵入。鋭い切り返しで相手DFをかわし、ゴール右隅にコントロールショットを突き刺した。

先制したマジョルカだが、39分にピンチ。自陣ボックス付近でボールを奪われるとA・プエルタスのクロスを対応したポソのクリアミスがあわやオウンゴールになりそうになるも、これは右ポストに救われた。

このまま前半終了かと思われたが、マジョルカはアディショナルタイムに失点する。46分、左サイドをオーバラップしたカルロス・ネバのクロスをルモルが弾き返すも、こぼれ球をボックス右手前に走り込んだビクトル・ディアスがダイレクトシュート。低弾道なシュートはゴール右に突き刺さった。

追いつかれたマジョルカは、後半立ち上がりに決定機を迎える。49分、ダニ・ロドリゲスのパスでオーバーラップしたポソのダイレクトクロスをゴール前に走り込んだクチョ・エルナンデスが流し込むが、これは好反応を見せたGKルイ・シウバが弾かれた。

さらにマジョルカは59分、クチョ・エルナンデスがペナルティアーク手前で倒されFKを獲得すると、セビージャの直接FKはクロスバーを直撃。こぼれ球をボックス内で奪い合ったブディミルが倒されたが、主審はノーファウルの判定を下した。

膠着状態が続く中、再びスコアを動かしたのはグラナダ。69分、ショートコーナーの返しを受けたモントロがカットインからクロスを上げると、ゴール前のカルロス・フェルナンデスがヘディングシュートをゴール左に流し込んだ。

1点を追うマジョルカだったが80分、カルロス・フェルナンデスにターンでかわされ後方から足を引っかけたセドラルがレッドカードで退場処分に。

数的不利となったマジョルカは、後半アディショナルタイムにもA・プエルタスにゴールネットを揺らされ、万事休す。このゴールはVARでオフサイト判定が下りノーゴールとなったが、試合はそのまま1-2でタイムアップ。

連敗となったマジョルカは、最終節へ望みをつなぐことが出来ず。1年での2部降格が決定した。