サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free K…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回はユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチが決めたフリーキックだ。

2016年夏にローマからユベントスへ渡ったピャニッチ。加入初年度から主力に君臨しており、プレースキックも担当し、ここまで公式戦通算174試合22ゴール37アシストを記録している。

その中でも、2017年1月25日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のミラン戦では見事なフリーキックを決めている。

1点リードの21分、ユベントスは左45度の位置でFKのチャンスを獲得すると、キッカーはもちろんピャニッチ。短めの助走から放ったシュートは、スピードを維持しながら相手の壁を超え、ゴール左上へと吸い込まれた。

ボールのコース、スピード共に文句なしの一撃には、相手GKジャンルイジ・ドンナルンマも成す術なしであった。

ピャニッチは来季からバルセロナでプレーすることが決定しており、そのプレースキックがスペインの地でも見られるはずだ。