サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は元イタリア代表DFファビオ・カンナ…
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。
今回は元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏が、インテル時代に決めたロングシュートだ。
ナポリの下部組織で育ったカンナバーロ氏は、キャリアの初期からDFとしての才能を開花。1995年にパルマに移籍すると対人守備力や試合を読む能力をさらに成長させ、世界最高峰のDFと言われるまでになった。その後、インテル、ユベントス、レアル・マドリーなど名立たる名門クラブで活躍したカンナバーロは、2006年にDFとして史上3人目となるバロンドールを受賞。これが現在までDFが同賞を受賞した最後のケースとなっている。
そんなバロンドーラーのカンナバーロ氏だが、インテル時代の2003年11月22日、セリエA第10節のレッジーナ戦で、攻撃陣顔負けの弾丸ロングシュートを決めている。
0-0で迎えた34分、ブロックを作って守る相手陣内でインテルがボールを回す中、ピッチ中央付近でフリーでボールを受けたカンナバーロ。相手のブロックの手前まで自分でボールを運ぶと、敵陣中央から豪快なロングシュートを放つ。DFが打ったとは思えない弾丸のような軌道のシュートはゴール右上隅に突き刺さり、見事な先制ゴールとなった。
このカンナバーロの先制点に触発されたのか、この後インテルは5点を加え、6-0の大勝を記録している。