マンチェスター・ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督が、クリスタル・パレス戦でのメンバー変更を示唆した。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。 前節、サウサンプトン相手の痛恨ドローで3位浮上のチャンスを逃した5位の…

マンチェスター・ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督が、クリスタル・パレス戦でのメンバー変更を示唆した。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

前節、サウサンプトン相手の痛恨ドローで3位浮上のチャンスを逃した5位のユナイテッドだが、直近の公式戦18試合無敗と好調をキープ。とりわけ、直近のリーグ戦5試合では過密日程ながらもメンバーを固定して戦い、4勝1分けの好結果を出していた。

しかし、前述のサウサンプトン戦ではイングランド代表DFルーク・ショーとU-21イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドがいずれも足首を、U-20イングランド代表DFブランドン・ウィリアムズは頭部に裂傷を負い、3人の負傷者を出すことに。

そのため、16日に行われるプレミアリーグ第36節のC・パレス戦では負傷者の状況次第でメンバー変更の必要性が出てきている。そして、スールシャール監督は前日会見の場で負傷者の状況について説明している。

「ルークにはできる限り時間を与えるつもりだ。彼とメイソンは2人とも足首に腫れがある。彼らには十分に回復できる時間をあげたい」

「ブランドンはおそらく大丈夫だろう。目の上を切ったが、視界に問題がないようならね。15日はトレーニングしていないが、3人のうち2人、もしかしたら3人ともプレー可能になるかもしれない」

また、イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えるところによれば、ノルウェー人指揮官は負傷者と共に、長期離脱明けで依然としてコンディション面に細心の注意を払う必要があるフランス代表MFポール・ポグバに関しても休養を与える可能性があることを示唆しているという。

「私はポールと毎日話をしている。そういった中で彼はメンバーを外れることがないことを理解している。彼が普通にプレーしてくれれば、どのチームでもメンバーを外れることはない」

「しかし、彼は長期間離脱していたし、サウサンプトン戦前にもコンディション面で懸念材料があった。そういった中でフィットし、プレーしてくれたことは素晴らしいが、今日と明日で状態を見極めたい」

また、ユナイテッドはC・パレス戦を戦った3日後にチェルシーとのFAカップ準決勝という重要な一戦を戦うことになる。ただ、対戦相手のチェルシーは2日前にノリッジとのリーグ戦を戦っており、準決勝に向けては2日間の準備期間の差がある。

リーグ再開以降、超過密日程が続くプレミアリーグではそういった日程面を巡る有利、不利を巡る指揮官の発言が目立っているが、スールシャール監督も不公平さを感じる1人だ。

「彼ら(チェルシー)が我々より48時間多くの休息を取り、回復するという懸念がある。それは公平ではない」

「これまで我々は再開後の公正な計画について話してきた。そういった部分で木曜開催に関しては改めて考える必要があると思う。現時点で我々に大きな問題をもたらすものではないが、48時間は大きな違いだ」

ただ、ユナイテッドの指揮官はチェルシー戦を念頭に置いてC・パレス戦のメンバーを選ぶわけではないことを強調している。

「木曜(C・パレス戦)のメンバーはあくまで木曜の試合のためのものだ。日曜(チェルシー戦)のことは関係ない。そのことはまったく意識していないよ」

「サウサンプトン戦の前にもコンディションに懸念のある選手はいたが、当日には全員プレー可能な状態だった。だから様子を見ていくつもりだ。だが、1人か2人は新顔を加えることになるかもしれない」