サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は、選手、そして監督としてフットボー…
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。
今回は、選手、そして監督としてフットボール界に多大なる影響を与えたオランダのレジェンド、ヨハン・クライフ氏がアヤックス復帰戦で決めたゴールだ。
地元の名門アヤックスユースで育ち、1964年にトップチームデビューを果たしたクライフは、同クラブで多くの栄冠を手にした後、1973年にバルセロナへ移籍。ここでも多くの成功を収めたクライフは、1978年に一度現役を引退した。
しかしその後、1979年に北米サッカーリーグ(NASL)で現役に復帰すると、1981年には古巣アヤックスに復帰する。復帰戦となった同年12月6日のエール・ディビジ第16節のハーレム戦では、いきなりのスーパーゴールを決めている。
0-0で迎えた22分、味方がドリブル突破で敵陣ボックスの手前までボールを運ぶと、途中からスイッチする形でクライフがボールを持ち、そのままドリブル。相手の厳しいスライディングもふわりとしたステップで難なくかわすと、ボックスの際から意表を突くチップシュート。美しい放物線を描いたボールは、相手GKの頭上を超え、ゴールネットを揺らした。
一度引退しているにもかかわらず、何ともクライフらしいエレガントなゴールで復帰戦を飾ったクライフ。この試合は4-1でアヤックスが勝利している。