ATP(男子プロテニス協会)会長であるアンドレア・ガウデンツィ氏は、もし大会中に選手が新型コロナウイルスの検査で陽性になったとしても、途中で大会が中止になることはないという旨のコメントをした。…

ATP(男子プロテニス協会)会長であるアンドレア・ガウデンツィ氏は、もし大会中に選手が新型コロナウイルスの検査で陽性になったとしても、途中で大会が中止になることはないという旨のコメントをした。Tennis World USAが報じている。【動画】絶好調フェデラーの「神モード」

スポーツメディアのSky Sports Italiaのインタビューに答えたガウデンツィ氏は、まだまだ不確定事項は多いとしながらも「唯一確実なのは、もし陽性の選手が見つかっても、(開幕してしまったら)"全米オープン"も"全仏オープン"も中止にはならないということだ。前に進むことを選択したら、他に選択肢はないだろう」と語っている。

「私たちは毎日テストを受け、もし陽性となれば誰であれ隔離されるだろう。しかし、(例えば)準々決勝まで日程が進んだとして、そこから中断することは考えられないだろう」

現状ではATPツアーは8月14日開幕の「ATP500 ワシントンD.C.」から再開を予定している。その後「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」を経て、8月31日から「全米オープン」が開幕。そしてヨーロッパでのクレーコート大会を経て、9月27日から「全仏オープン」が行われる予定だ。

しかしアメリカを拠点としていない選手には、アメリカで感染したらどうなるのか、「全米オープン」出場後にヨーロッパへ戻る際に検疫期間はどうなるのかといった懸念から、北米ハードコートシーズンへの出場を躊躇している者もいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP1000 シンシナティ」のテニスコート

(Photo by Adam Lacy/Icon Sportswire via Getty Images)