サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回はナポリのベルギー代表FWドリエス・…
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。
今回はナポリのベルギー代表FWドリエス・メルテンスが決めた厳しい角度からのテクニカルゴールだ。
2013年7月にナポリに加入したメルテンス。ウィンガータイプの選手ながら、“偽9番”としてストライカーのポジションで起用されると得点力が覚醒し、スピードと抜群の決定力を武器にナポリで公式戦317試合125ゴールを記録している。そして、2017年9月20日のセリエA第5節のラツィオ戦では、機転の良さとテクニックを活かしたスーパーゴールを決めている。
前半にラツィオに先制を許しながらも2-1と逆転した展開で迎えた59分、中盤からの浮き球のパスに、相手DFの裏に抜け出したメルテンス。しかし、ここはGKトーマス・ストラコシャがボックス内でパスをクリア。ボールはボックス左へ転がってしまった。
しかし、それを追いかけたメルテンスは、大外から膨らんでボールに回り込むと反転しながらダイレクトシュート。カーブのかかったボールは、クリアのために飛び出していたGKのいない無人のゴールに吸い込まれた。
相手GKの位置を考えてダイレクトシュートを放つという瞬時の状況判断と、反転しながらのシュートでもボールを曲げてゴールを決めてしまうテクニックが光るゴールだ。これで3-1とリードを広げたナポリは、さらにもう1点加え、4-1で勝利している。