「8・1」に久々リング登場、2階級での4団体制覇をぶち上げ ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリは8月1日(日本時間2日)にWBC世界スーパーバンタム級9位アーロン・アラメダ(メキシコ)との対戦が有力となっている。昨年11月の…

「8・1」に久々リング登場、2階級での4団体制覇をぶち上げ

 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリは8月1日(日本時間2日)にWBC世界スーパーバンタム級9位アーロン・アラメダ(メキシコ)との対戦が有力となっている。昨年11月の体重超過騒動などもあり、1年ぶりのリングに上がる問題児はバンタム級&スーパーバンタム級での4団体統一という壮大な野望に掲げ、さらにバンタム級の独自格付けを公表。階級最強の呼び声高い井上尚弥(大橋)をまさかの3位としている。

 復帰戦を2週後に控えるネリの意気込みを伝えているのは、米専門メディア「ボクシングシーン.com」だ。ネリはかつてESPNでコメンテーターを務めていたエルネスト・アマダー氏とのインタビューで、壮大なプランを語っている。

「俺はバンタム級とスーパーバンタム級での4団体統一を夢見ている。長期的な目標だ。それを達成するために必要な才能と時間は十分にあると思っている」

 WBCバンタム級のベルトを体重超過により失ったネリだが、再びの王座返り咲き、そして2階級に渡っての4団体統一をもくろんでいるという。

 昨年11月に予定されていたWBC世界バンタム級挑戦者決定戦では、前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦予定だったが、前日計量で約450グラムの体重超過で試合中止に。今年3月28日に米ラスベガスでアラメダとのWBC同級挑戦者決定戦に臨む予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響で開催不可能になっていた。

井上よりもリゴンドー、ドネアを評価

 昨年7月以来、約1年ぶりにリングに上がるネリは「118ポンドは非常に難しく、魅力的な階級だ。だからこそ統一したいんだ」と意気込み、さらに強豪がそろうバンタム級の独自の格付けを公表している。

「バンタム級の個人的な順位はリゴンドーがまずトップで、その次にノニト・ドネア。その次にナオヤ・イノウエ、ジェイソン・マロニー、ジョンリエル・カシメロと続く。最後にノルディー・ウーバーリだ」

 リング誌のPFPでは全階級中3位に評価され、バンタム級最強と誉れ高いWBAスーパー&IBF王者・井上よりも、WBA正規王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)、元5階級制覇王者のドネア(フィリピン)を評価しているようだ。

 度々、海外メディアからは待望される井上―ネリ戦。果たして対戦は実現するのか。その前にネリは再び王座に返り咲けるのだろうか。(THE ANSWER編集部)