トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、13日に実弟を亡くしたコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエについてコメントした。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 オーリエの実弟であるクリストファー・オーリエ氏(享年26)…
トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、13日に実弟を亡くしたコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエについてコメントした。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
オーリエの実弟であるクリストファー・オーリエ氏(享年26)は、13日早朝にフランス・トゥールーズのナイトクラブで、何らかのトラブルに巻き込まれた末、2度の銃撃を受け、地元病院に緊急搬送されたものの、そのまま帰らぬ人となった。
オーリエとトッテナムにとっては、12日に行われたアーセナルとのノースロンドン・ダービーでの会心の勝利から数時間後の突然の訃報に大きなショックを受けることになった。
15日に行われるプレミアリーグ第36節のニューカッスル戦の前日会見に出席したモウリーニョ監督は、最新のチームニュースを明かした際、オーリエについて言及。クラブとして出場の可否は選手本人に委ねる意向であるとしている。
「ご存じのようにセルジュ・オーリエに関しては、現時点でプレー可能かどうかは大きな疑問だ」
「(プレーできる精神状態か?)現時点で私を含めたクラブの関係者は、この悲劇的な瞬間において彼とその家族に対して、哀悼の意と全面的なサポートを約束するために話をしただけだ」
「こういった状況での反応は人それぞれ異なるものだ。彼の反応を含めてね。したがって、我々は100%、セルジュの決定を尊重したい。我々から彼にプレッシャーを与えることは絶対にない」
「今日(14日)の午後、トレーニングが終わった後に彼がどのような心境であるかをより深く理解できると思う」
なお、以前から右サイドバックの選手層に問題を抱えているトッテナムではオーリエ以外に本職の右サイドバックはおらず、中断期間やリーグ再開後にはフランス代表MFムサ・シソコ、ポルトガル代表MFジェジソン・フェルナンデスが同ポジションでのトレーニングをこなしていた。
また、U-20イングランド代表DFジャフェット・タンガンガは同ポジションでもプレー可能だが、負傷明けでコンディション面に大いに不安が残るところだ。そのため、オーリエがプレーできない場合、システム変更を選択する可能性が高い。
なお、モウリーニョ監督はニューカッスル戦に向けて、フランス代表MFタンギ・エンドンベレが練習中の負傷で、ハムストリングのケガから復帰を目指すイングランド代表MFデレ・アリがコンディションの問題でいずれも欠場すると明かしている。