男子テニス世界22位のブノワ・ペール(フランス)が、ロジャー・フェデラー(スイス)が考案したとされる神ワザを、エキシビションマッチで完全コピーして披露。しかもポイントを奪ってみせた。【実際の動…

男子テニス世界22位のブノワ・ペール(フランス)が、ロジャー・フェデラー(スイス)が考案したとされる神ワザを、エキシビションマッチで完全コピーして披露。しかもポイントを奪ってみせた。【実際の動画】ペールがフェデラーの神ワザを完全コピー【実際の動画】フェデラーの華麗な「SABR」まとめ【実際の動画】わざと空振り!?ペールの高難度のトリックプレー

ペールがそのプレーを披露したのは、「アルティメット・テニス・ショーダウン」でのリシャール・ガスケ(フランス)戦でのこと。

サーバーであるガスケがトスをした瞬間、ペールはベースライン際から前へ突進。サーブがバウンドした位置はペールからは遠かったが、無理やり身体を伸ばし、ライジングでリターン。鋭い打球にガスケは反応できず、見事リターンエースが決まった。

相手がサーブのモーションに入った瞬間に前に出て、ライジングでリターンするこの攻撃的なプレーは、考案者とされるフェデラーの名を使って「SABR(Sneak Attack By Roger)」と呼ばれている。成功すれば相手の時間を奪うことができ、リターン後にすぐにネットにつけるというメリットがあるが、そもそもサーブに瞬時に反応し、ライジングでリターンすることは難易度が高い。これをペールは完全コピーしてみせた。

ちなみにペールは同じ試合で、高難度のトリックプレーも見せ、ガスケを翻弄している。

ペールは癇癪を起こして豪快にラケットを破壊するなど問題を起こすこともある一方、トリッキーなプレーを多用し、観客を楽しませるテニスをする選手。この試合は無観客試合だが、ライブ配信されており、今回はカメラの向こうの観客を楽しませた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのペール

(Photo by Morgan Hancock/Getty Images)