フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、コロナ禍で臨時採用されている5人交代制を好意的に受け止めている。 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による長期に渡る中断を経て再開されたフットボール界では、過密日程やコンディション調…
フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、コロナ禍で臨時採用されている5人交代制を好意的に受け止めている。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による長期に渡る中断を経て再開されたフットボール界では、過密日程やコンディション調整の観点から、一時的に1試合の交代枠を現行の「3」から「5」に増やす措置を講じている。
その交代枠の増加に関しては選手層に厚みのあるビッグクラブの優位性、選手交代が試合に与える影響の大きさなどからネガティブな意見も出ている。
しかし、モナコやユベントス、マルセイユというクラブチームを率い、フランス代表では2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)で世界王者に輝いた名将は、5人交代制を好意的に受け止めている。
フランス『RTL』のインタビューで様々なトピックについて言及したデシャン監督は、5人交代制について以下のように語っている。
「個人的に5人交代制は非常に良いものだと思っている。シーズン終盤とシーズン序盤では負傷のリスクが高まる。とりわけ、一部のプレーヤーはかなりの過密日程による負担に晒されている」
「試合毎に2つの交代枠が増えることによって、より多くのオプションが提供される。これが今後も延長される場合、私は賛成だ」
一方、選手時代から熱血漢として知られるフランス代表監督は、コロナ禍において5人交代制と共に日常的になりつつある無観客での試合開催に関しては、苦々しい思いを抱いている。
「あれは本物のフットボールではない。通常ではスタジアムは観客で満たされ、そこには多くの感情がある。だが、現時点ではそれが不可能なものとなっている」
「観客の不在によりプレーヤーはアドレナリンを欠いているし、完全な形で喜びを感じることはできない」
また、2012年にレ・ブルーの指揮官に就任したデシャン監督は、現行契約が2022年カタールW杯までとなっているが、今後のキャリアに関しては多くの可能性を検討しているとい