ヌエボ・ロス・カルメネスで苦しみながらもメンディとベンゼマのゴールでグラナダを下したレアル・マドリーは、リーグ優勝まであと一歩のところまで来ている。 ジダンは、カゼミロ、バルベルデ、クロース、イスコ、モドリッチの5人のミッドフィールダーを起…

ヌエボ・ロス・カルメネスで苦しみながらもメンディとベンゼマのゴールでグラナダを下したレアル・マドリーは、リーグ優勝まであと一歩のところまで来ている。
ジダンは、カゼミロ、バルベルデ、クロース、イスコ、モドリッチの5人のミッドフィールダーを起用し、ベンゼマのみをトップに配置するというフォーメーションを採用した。
試合開始10分にメンディが見事なゴールを決めてスコアリングの幕を開け、その6分後にはベンゼマがゴールを決めた。
後半開始早々にグラナダが1点を返したが、クルトワやラモスを中心に踏ん張ったマドリーが勝利を手にした。次節、レアル・マドリーが勝てばリーガ優勝が決定する。
レアル・マドリーのグラナダ戦選手評価は以下の通り。
■GK
ティボー・クルトワ(6点)
『注意深さ』
ダルウィン・マチスのゴールにより無失点記録を失ったものの、ロックダウン以前のレベルを維持していることは明白だ。試合終了直前のFWアントナンのシュートからマドリーを救った。
■DF
ダニ・カルバハル(5点)
『大きな問題無し』
攻守とも問題なく対応。出場停止処分を経て復帰した試合としてはまずまずと言える。
セルヒオ・ラモス(6点)
『ボール奪取』
出場停止処分を経て復帰したラモスはフィジカルコンディションも万全で大胆に動き回り、ボールを奪取し、グラナダの決定的なジュートをゴールライン上でセーブした。
フェルランド・メンディ(7点)
『決定的なゴール』
自分自身を含めた全員を驚かせた移籍後初ゴールでマドリーに先制点を与えた。フィジカル面で非常に優れた選手であり、一線級のスピードを示した。
ラファエル・ヴァラン(5点)
『控えめ』
前半は無難にプレーしていたが、後半はかなり苦戦を強いられた。パス回しにおいてはスムーズさに欠け、グラナダの猛攻の際には守備の弱さが目立った。
■MF
カゼミロ(4点)
『圧倒される』
密集した中盤で落ち着きを失ったカゼミロ。彼のミスがグラナダのゴールのきっかけになった。いつもよりもミスの多い試合だった。
トニ・クロース(6点)
『スムーズ』
前回の試合よりもボールをよりスムーズに操り集中していた。モドリッチやイスコとのコンビネーションが良く、低調だったカセミロやバルベルデをサポートした。
フェデリコ・バルベルデ(4点)
『灰色の試合』
この試合でも存在感を示すことができなかった。多くのスペースを埋めようと奔走したが、後半戦開始早々に交代させられ、苦虫をかみつぶした顔でベンチへと去った。
ルカ・モドリッチ(7点)
『ひらめき』
自己最高レベルを取り戻したかのようだった。ジダンのフォーメーションの中で水を得た魚のように動き、その他のミッドーフィルダーたちとの見事なコンビネーションプレーを見せ、試合の舵を取った。マドリーの中で最高の選手と言える。
イスコ・アラルコン(6点)
『創造性』
非常に興味深いいくつかのプレーを見せた。フィジカル面で100%の状態では無いために持続性を欠いていたが、時折ゴールやラストパスのチャンスを狙っていた。ベンゼマの得点の起点となっている。
■FW
カリム・ベンゼマ(6点)
『正確』
引き続きグラナダ戦でも正確さは失われていなかった。盛んに動き回り、グラナダのディフェンスに強いプレッシャーを与え2点目を決めた。ただ、ジダンの新たなフォーメーションはベンゼマを孤立させるように見える。後半はパフォーマンスの低下がみられたものの、可能な限りうまく順応した。
■途中出場
ロドリゴ・ゴエス(6点)
『空気を一新』
後半途中から投入されたロドリゴは、左サイドから深く攻め込みグラナダが空けたスペースを生かそうとした。
マルコ・アセンシオ(5点)
『冷たい』
新たなゴールを狙うために投入されたアセンシオだがほとんど影響を与えられなかった。