バジャドリード戦(1-0)で得点し、FCバルセロナにタイトルレースで重要な勝ち点3を与えたチリ人MFのアルトゥーロ・ビダルは、今季チームで4番目の点取り屋(8ゴール)としての地位を確立しただけでなく、キケ・セティエンのレギュラーとしての地位…

バジャドリード戦(1-0)で得点し、FCバルセロナにタイトルレースで重要な勝ち点3を与えたチリ人MFのアルトゥーロ・ビダルは、今季チームで4番目の点取り屋(8ゴール)としての地位を確立しただけでなく、キケ・セティエンのレギュラーとしての地位も築いた。
今季のバルサでは、レオ・メッシ(27)、ルイス・スアレス(18)、アントワーヌ・グリーズマン(15)に次ぐ4番目のスコアラーとなった。
同MFはリーガ再開以降、これまでの9試合中7試合に先発出場し、合計620分に出場して2ゴールを記録している。
バジャドリード戦では、フレンキー・デ・ヨングやアルトゥール・メロが負傷で不在の中、90分間を通してフィジカルの一貫性に欠けるチームにエネルギーとゴールを提供した。
同一戦で先発フル出場したビダルは、アスレティック・ビルバオ、セルタ・デ・ビーゴ、アトレティコ・マドリー、ビジャレアル戦で続けてスタメン起用されており、前節のエスパニョール戦のみ、途中出場で19分プレーするのみに終わった。
ビダルはMFの中でセルヒオ・ブスケツ(3,113分)、フレンキー・デ・ヨング(3,003分)に次ぐ、出場数(2,034分)を記録している。
これらの数字は、同選手がシーズン序盤にチームでの役割に違和感を示した時とは対照的だ。
ビダルは昨年の11月に「12月になっても、シーズンが終わっても、ここで自分の存在意義を感じられなかったら、解決策を見つけて視野を広げないと重要な存在にはなれない」と不満を露わにしていた。
しかし、彼の状況はエルネスト・バルベルデの後任としてキケ・セティエンが到着して以降、変わったようだ。これまでセティエンが指揮した17試合中11試合に先発出場している。
新監督が考える4-3-3のシステムでも、アトレティコやビジャレアル戦で試した4-4-2でも、バジャドリードでの3-5-2でも、チリ人MFは抜擢された。
アスルグラナの伝統的なフットボールにフィットする繊細で技術的なミッドフィルダーのイメージとは離れているものの、ビダルの強さは重要な存在となり、単なるジョーカーではなくなったようだ。