タラソワ氏が受賞受けコメント「彼はトップです!」「ハニュウ異次元です」 国際スケート連盟(ISU)は11日、フィギュアスケートで2019~20年シーズンに新設した「ISUスケーティング・アワード」の表彰式をオンラインで開き、男子の羽生結弦(…
タラソワ氏が受賞受けコメント「彼はトップです!」「ハニュウ異次元です」
国際スケート連盟(ISU)は11日、フィギュアスケートで2019~20年シーズンに新設した「ISUスケーティング・アワード」の表彰式をオンラインで開き、男子の羽生結弦(ANA)が初代の最優秀選手賞(MVS)に選ばれた。これを受け、ロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は「彼は2度と現れないスケーターです」と最大限の敬意を示している。ロシアメディアが伝えている。
「sport24.ru」によると、タラソワ氏は今回のアワードを受けてコメント。「あなたはハニュウがISUアワードで最優秀選手賞を受賞することに疑いはありましたか?」との質問を受けると「彼はトップです! 彼にライバルがいるかですって? もちろんです! 彼の隣には現在の世界王者、ネイサン・チェンがいます。しかし、ハニュウは異次元です」と強調した。
タラソワ氏は、チェンがコーチ陣らとともに急成長したと認めた上で「しかし、ハニュウはすべてにおいて卓越していて、2度と現れないスケーターです」と大絶賛。「彼は自分の才能とともに私たちの男子シングルに関する認識を変えました。人間が才能があるならまだいいですが、彼の場合はフィギュアスケートのすべての局面で際限ない可能性を持っています」と語った。
一方で「私自身はハニュウからもチェンからも、とても大きな満足を得ているのですが」とも付け加えた。また「『異次元』と名付けたハニュウのレベルにあるスケーターが女子の中に現れるでしょうか?」との質問については「私たちには別次元のレベルにある女子スケーターたちがいます。少し様子を見ましょう」とし、母国ロシアの逸材の成長に期待を込めた。(THE ANSWER編集部)