グランドスラムで20度の優勝を誇り、世界中のテニスファンから愛されるロジャー・フェデラー(スイス)。そのフェデラーが自身の成功のカギについて語ったと、Tennis World USAが報じてい…

グランドスラムで20度の優勝を誇り、世界中のテニスファンから愛されるロジャー・フェデラー(スイス)。そのフェデラーが自身の成功のカギについて語ったと、Tennis World USAが報じている。【実際の写真】フェデラーの愛する妻であるミルカさん

フェデラーはタイムズ紙のインタビューにこう語ったという。

「僕は今でもとても熱心で、とても幸せで、とてもやる気に満ちている」「でも、まだ大きな大会で勝てるように、最高の選手と競い合えるようにならないといけないと感じているんだ」

「去年の"ウィンブルドン"で、僕は優勝まであと少しだった。ああいう瞬間が必要なんだ」「もし毎週のように2回戦で敗退していたら、明らかに引退の時が来ていることがわかっている。僕にとってはお金を追うのではなく、できる限り試合でプレーすることがカギだったんだ」

またフェデラーは、愛する妻の存在もキャリアで成功した要因だとし、「もちろん家族を持つと、すべてが変わってくるんだ。子供や家族、妻など、何を優先すべきかを考えて妥協するようになるんだ」と語っている。

フェデラーは今年の8月で39歳となる。スポーツ科学などの発展で、テニス選手の選手寿命は以前よりも伸びているが、それでもキャリアの終盤であることには変わりはない。そんな中フェデラーは今年2月に右膝の手術を受け、ツアーを離脱。当初は6月に復帰予定だったが、追加の手術を受け、2020年残りは試合に出場せずに、来年の復帰を目指すことを既に発表している。

「東京オリンピック」への出場へも意欲を見せており、長くテニスファンを熱狂させてくれることが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのフェデラー

(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)