明治安田生命J1リーグ第4節、サガン鳥栖vsサンフレッチェ広島が12日に駅前不動産スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。 公式戦4試合無得点で未勝利が続く鳥栖が、前節今季初黒星を喫した広島をホームで迎え撃った再開後初の有観客開催での…

明治安田生命J1リーグ第4節、サガン鳥栖vsサンフレッチェ広島が12日に駅前不動産スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。

公式戦4試合無得点で未勝利が続く鳥栖が、前節今季初黒星を喫した広島をホームで迎え撃った再開後初の有観客開催での一戦。

前節、ヴィッセル神戸に0-1で敗れた鳥栖はその試合から先発4人を変更。宮、原川、金森、レンゾ・ロペスに代えて森下、梁勇基、小屋松、豊田を起用した。

対する広島は逆転負けとなった大分トリニータ戦から先発3人を変更。GKを大迫から林に変更したほか、ドウグラス・ヴィエイラ、浅野に代えて東、清水を起用した。

立ち上がりは地力で勝るアウェイチームが押し込む流れに。開始5分に森島のスルーパスに抜け出したハイネルが枠を掠めるような際どいシュートを放つと、その後も絶好調のレアンドロ・ペレイラが際どい抜け出しを見せるなど、良い形の攻めを見せた。

一方、守勢に回った立ち上がりを凌いだ鳥栖は、小屋松とチアゴ・アウベスの両翼を起点に徐々に相手陣内でのプレー機会を増やしていく。すると、26分にはボックス付近で仕掛けたチアゴ・アウベスが強烈なシュートを放つ。さらに、GK林が前に弾いたボールに再びチアゴ・アウベスが詰めるが、ここはシュートを枠に飛ばせない。

その後は中盤での潰し合いが続く中、前半終了間際にかけてレアンドロ・ペレイラ、豊田とボックス内で先制点に迫る場面を作ったものの、前半はゴールレスで終了した。

互いに選手交代なしで臨んだ後半も拮抗した展開が続く。小屋松とハイネルがサイドで見応えのある攻防を見せるが、互いに決定機を作り出すまでには至らず。

立ち上がり以降は鳥栖がやや優勢に試合を進めていく中、両ベンチは選手交代で局面の打開を図る。広島は藤井やドウグラス・ヴィエイラ、浅野とウイングバックとシャドーの位置で仕掛けられる選手をピッチに送り込む。対する鳥栖は最後の局面で違いを生める原川を投入。そして、フレッシュな選手が攻撃を活性化させていく。

82分には広島のカウンターからボックス付近でドウグラス・ヴィエイラの丁寧な横パスを収めた野津田が強烈なシュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れる。さらに、87分には青山からの絶妙なスルーパスに抜け出したドウグラス・ヴィエイラがボックス右でGKと一対一の絶好機を迎えたが、ニアを狙ったシュートはサイドネットを叩き痛恨の決定機逸に。

その後も両チームは勝ち点3を目指して白熱の攻防を見せたが、最後までゴールは生まれず、両者痛み分けのゴールレスドローとなった。攻守両面でのハードワークが光った鳥栖だったが、またしても今季初得点と初勝利はお預けとなった。

サガン鳥栖 0-0 サンフレッチェ広島