チョック&ベーツ組を担当したキャロン氏、衣装づくりの心得解説 国際スケート連盟(ISU)は11日、2019-20年シーズンから新設されたフィギュアスケートの「ISUスケーティング・アワード」をオンラインで開催し、アイスダンスのマディソン・チ…

チョック&ベーツ組を担当したキャロン氏、衣装づくりの心得解説

 国際スケート連盟(ISU)は11日、2019-20年シーズンから新設されたフィギュアスケートの「ISUスケーティング・アワード」をオンラインで開催し、アイスダンスのマディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米国)がベストコスチューム賞に輝いた。スネークスキン(ヘビの肌)を煌びやかに再現した衣装デザイナーのマシュー・キャロン氏(カナダ)は、自身のインスタグラムで衣装作りの心得についてつづっている。

 妖艶で煌びやかな“ヘビ肌”デザインだ。チョックの衣装はゴールドやエメラルドグリーンなど、多数の鮮やかなラインストーンで、ウロコに覆われたスネークスキンを再現したもの。パートナーであるベーツのシンプルな衣装との対比もあり、美しさが際立つものになっている。フリー演目「Egyptian Snake Dance」で使用し、好評を得ていた。

 デザイナーを務めたキャロン氏は、自身のインスタグラムを更新。文面で衣装作りの心得をこうつづっている。

「コラボ! アスリートの衣装デザインはチームワーク。アスリートのために働くことが、私、そして献身的なFEELINGチームの仕事だと信じている。衣装は、振付師の意図とコーチのビジョンを表現しなければならないが、何よりも大事なことはスケーターの技術と個性を際立たせることだ」

 初代最優秀選手賞(MVS)に輝いた羽生結弦(ANA)と、アンナ・シェルバコワ(ロシア)も受賞候補にノミネートされていたベストコスチューム賞。受賞には、デザイナーとして栄誉を感じているようだ。(THE ANSWER編集部)