反響が広がっている米興行のダブルノックダウンとは ボクシングの興行で珍しいシーンが生まれた。米興行大手・トップランク社が主催した9日(日本時間10日)のウェルター級ノンタイトル4回戦でコーリー・チャンピオンとピーター・コルテス(ともに米国)…

反響が広がっている米興行のダブルノックダウンとは

 ボクシングの興行で珍しいシーンが生まれた。米興行大手・トップランク社が主催した9日(日本時間10日)のウェルター級ノンタイトル4回戦でコーリー・チャンピオンとピーター・コルテス(ともに米国)が対戦。初回に2人同時に倒れる“ダブルノックダウン”が発生した。同社公式インスタグラムが実際の動画を公開すると、ファンからコメントが集まっていてが、「ロッキーvsクリードみたい」「兄弟喧嘩を思い出した」と反響が広がっている。

 相打ちだ。リング中央で向かい合う2人のボクサー。手前のコルテスが距離を詰めた次の瞬間だ。互いに右ストレートを繰り出した。両者ともにガードが空いており、右拳が顔面へと同時に着弾。チャンピオンは後ろに尻もちをつき、コルテスもガクンと膝が折れた。レフェリーが入り、同時にカウントを数え始める。ダブルノックダウンだ。

 ボクシングファンにとっては見たことがある人も多いだろう。稀に起きるシーンの動画を公開したトップランク社は「今までダブルノックダウンを見たことはある? もし無ければ、今これを見て」と投稿。格闘技好き以外にはあまり馴染みのない瞬間に「レアで特別な瞬間だね」などとコメントが相次いでいたが、反響がさらに拡大している。

「兄弟喧嘩を思い出した」
「ロッキーvsクリードの一戦みたいだ」
「ロッキー2」
「来週もトップランクでダブル・ノックアウト!」
「レフェリーを含めたトリプルノックダウンに興味ある」
「ライブ観戦が恋しい(涙)」

 両者とも立ち上がった試合は、チャンピオンが再びダウンを奪って初回2分23秒でKO勝ち。21歳で2勝(2KO)3敗とし、26歳のコルテスは2勝(1KO)2敗となった。レベルが高いとは言えない4回戦だが、海外ファンは盛り上がっているようだ。(THE ANSWER編集部)