セリエA第32節、ユベントスvsアタランタが11日に行われ、2-2で引き分けた。 前節ミラン戦を逆転負けした首位ユベントス(勝ち点75)は、ディバラとデ・リフトが出場停止から復帰し先発に名を連ねた。 一方、サンプドリアに快勝して9連勝とし3…

セリエA第32節、ユベントスvsアタランタが11日に行われ、2-2で引き分けた。

前節ミラン戦を逆転負けした首位ユベントス(勝ち点75)は、ディバラとデ・リフトが出場停止から復帰し先発に名を連ねた。

一方、サンプドリアに快勝して9連勝とし3位に浮上したアタランタ(勝ち点66)は、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得がほぼ確実となっている中、9ポイント差のユベントス相手に10連勝を狙った。

時間の経過とともにアタランタのハイプレスがハマり出すと、サパタのヘディングシュートやイリチッチのコントロールシュートでゴールに迫っていく。

そして波状攻撃を続けたアタランタが16分に押し切る。アレハンドロ・ゴメスのスルーパスをボックス左で受けたサパタがゴール右に蹴り込んだ。

失点したユベントスはディバラを起点に打開を図りにかかるも、アタランタのハイプレスの前に思うように攻撃を仕掛けることができない。

36分にCKからディムスティのヘディングシュートで追加点に迫ったアタランタがハーフタイムにかけても運動量が落ちず、ユベントスを自陣に閉じ込めたまま前半を1点リードして終えた。

迎えた後半、圧力をかける入りとしたユベントスは54分にPKを獲得する。ディバラの左クロスがボックス内のデ・ルーンのハンドを誘った。これをC・ロナウドが決めてユベントスが同点に持ち込んだ。

試合が振り出しとなった中、ユベントスはドグラス・コスタを、アタランタはパシャリッチを投入してギアチェンジを図る。

ユベントスが押し込む流れが続く中、やや劣勢のアタランタはアレハンドロ・ゴメスとサパタに代えてムリエルとマリノフスキーを投入。

この交代でアタランタが盛り返す中、75分にはマリノフスキーが際どいシュートを浴びせれば、ユベントスはC・ロナウドがGK強襲のシュートを浴びせて牽制。

そんな中80分、アタランタが勝ち越しに成功する。敵陣でのボール奪取から、ムリエルの横パスを受けたペナルティアーク右のマリノフスキーがゴール右に右足で突き刺した。

このままアタランタが勝ち切るかと思われたが89分、CKの流れからボックス内でのムリエルのハンドを取られ、ユベントスに2つ目のPKが与えられる。このPKをC・ロナウドが沈め、ユベントスが辛くも引き分けに持ち込み、2位ラツィオとの勝ち点差を8に広げた。一方、不運なPK2つによりアタランタは10連勝を逃し、2位浮上はならなかった。